禁断9 ページ9
Aside
打ち合わせが終わり、私は廊下を歩いていた。
ふぅ...流石に緊張したな...
いくら団長補佐とはいえまだ就いてから一ヶ月しか経っていない。
これからも身を引き締めていかないと。
阿「お、嬢ちゃん」
貴「阿伏兎さん、こんにちは^^」
廊下で阿伏兎さんと出くわした。
そのまま一緒に歩く。
阿伏兎さんは私の手元にある資料を見て言う。
阿「......はぁ、そういや嬢ちゃんが来てから俺の時間が余るようになったな」
貴「え?」
阿「一人でとは言わねぇ。俺にも仕事押しつけていいんだぜ?」
阿伏兎さんは本当に優しい方だ。
こうやっていつも気にかけてくれる。
貴「支障がありましたらお願いします。でも今のところは順調なので大丈夫ですよ^^」
それに、最近の神威さんは前よりも仕事をしてくれる。
だから差し支(つか)えは殆ど無い。
阿「そうか。ところでその資料は例の開拓計画のやつか?」
貴「はいそうです。第3師団が主催となって下さるので私達は現状把握って感じです。今日はその報告をしてもらいました」
阿「ほんと、嬢ちゃんは仕事が早くて助かる」
阿伏兎さんは頭を撫でてくれた。
阿伏兎さんには失礼かもしれないけど、まるでお父さんに撫でられている気分だ。
安心するし落ち着く。
阿「────と、そうそう。コイツをおまいさんに届けに来たんだが...」
阿伏兎さんが差し出したのは一通の手紙。
私はこの封筒に見覚えがあった。
貴「...............晋助様」
阿「あぁそうだ。部屋でゆっくり見るといい」
私は手紙を受け取る。
嬉しくてつい、笑ってしまった。
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瑠々亜(プロフ) - 不死鳥さん» ありがとうございます。そう言って下さると大変嬉しいです^^次作は初の沖田ルートなので頑張ります。 (2016年3月30日 22時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥 - とても面白かったです!完結おめでとうございます!お疲れ様でした。次も頑張ってください! (2016年3月30日 10時) (レス) id: f18d0f800e (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!久しぶりに神威落ちで楽しかったです。これからも頑張ります! (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ミドリムシさん» ほんとですか!そう言って頂けると本当に嬉しいです(;Д;)(;Д;)これからも頑張ります^^ (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 完結おめでとうございます!次回の作品も滅茶苦茶楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2016年3月29日 21時) (レス) id: a6d505e59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年3月22日 16時