禁断45 ページ45
Aside
いよいよ結婚式が開幕した。
私は綺麗な着物を身にまとい、晋助様も素敵な着物を身にまとっていた。
壇上から親族、鬼兵隊の皆が顔を見渡す。
「この度は大変凝縮に思いますわ高杉殿。Aが何か御迷惑をお掛けしておりませんでしたか?」
高「あぁ。何の変わりもねェ」
「さようですか。それは嬉しく存じ上げますわ^^」
今から私達は酌を交わして、その後に婚姻届を書く。
それが済んだと同時に私は懐に締まった拳銃で晋助様を撃たなければならない。
「高杉殿、今後とも、我らとの取り引きを有意義にしてもらいたい」
高「あぁ、それは俺も同じだ。最近はやたらと幕府の連中が策を練ってる。そこを突破できんのもアンタらのお陰だ」
「それはそれは。とても光栄なことですわ」
そして父上と母上は酒瓶を持つ。
私は母上に注いでもらった。
貴「晋助様」
私は彼を見つめる。
そして晋助様に会釈をした。
貴「今後とも、よろしくお願い致します」
高「あぁ」
私は目を瞑った。
ゆっくりお酒を飲む。
喉にすーっと流れ落ち全身を震え立たせた。
「さあさあ。ではこちらへ」
母上は婚姻届を私達の間へ置いた。
私は筆を受け取り書名する。
貴「どうぞ、晋助様」
晋助様に筆を渡した。
晋助様はそれを受け取り婚姻届を見る。
高「............頼んだ」
貴「はい、こちらこそ」
晋助様は筆を走らせ書名した。
それと同時に私は立ち上がる。
貴「ありがとうございます、晋助様」
────────────パアン!!
一発の銃声と共に観客の悲鳴が上がる。
撃たれたのは誰でもない。
白い花嫁衣裳をまとった私だった。
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瑠々亜(プロフ) - 不死鳥さん» ありがとうございます。そう言って下さると大変嬉しいです^^次作は初の沖田ルートなので頑張ります。 (2016年3月30日 22時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥 - とても面白かったです!完結おめでとうございます!お疲れ様でした。次も頑張ってください! (2016年3月30日 10時) (レス) id: f18d0f800e (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!久しぶりに神威落ちで楽しかったです。これからも頑張ります! (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ミドリムシさん» ほんとですか!そう言って頂けると本当に嬉しいです(;Д;)(;Д;)これからも頑張ります^^ (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 完結おめでとうございます!次回の作品も滅茶苦茶楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2016年3月29日 21時) (レス) id: a6d505e59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年3月22日 16時