禁断37 ページ37
Aside
キスをしたのと同時に私はすぐに神威さんから離れた。
何をしているの私...
なんでいきなり......!
自分の考えがよく分からない。
もう...本当に可笑しいよ...
────────どうして涙が止まらないの?
貴「っ..................!」
胸が痛い。
苦しい。
何故...?
勝手にキスした罪悪感よりも...
胸のドキドキが消えない。
何故ドキドキしているの?
何に対してドキドキしているの?
私はその場にしゃがみ込んだ。
答えを知りたい。
でもどうしてか、どこかで自分はそれを拒んでる。
知ってしまったら何が変わってしまう。
何かが動いてしまう。
それがとても恐ろしい。
貴「......ご、めっ.........んな......っ......さ......」
私は晋助様を殺す。
なのに決心が揺らいでる。
彼を殺さないと私が殺されるんだよ?
もう...いい加減にしてよ......!
────────────誰も殺したくない
そう思ってしまったんだ。
いつから変わったんだろう。
少し前までの私なら計画通りに進んでいて、殺す日が待ち遠しかった。
.....................そうだ。
神威さんに出会ってからだ。
彼に出会ってから私は変わったと思う。
殺したくない、そして神威さんに知られたくない。
そういうことだ。
だったらもう、いっそのこと......
神威さんを殺してしまおう。
────────なんて、思ってたのに
貴「.........っ......やめ、て......く、だ......っ......」
神「やめないよ」
しゃがんでうずくまっている私を、神威さんは抱きしめていた。
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瑠々亜(プロフ) - 不死鳥さん» ありがとうございます。そう言って下さると大変嬉しいです^^次作は初の沖田ルートなので頑張ります。 (2016年3月30日 22時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥 - とても面白かったです!完結おめでとうございます!お疲れ様でした。次も頑張ってください! (2016年3月30日 10時) (レス) id: f18d0f800e (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!久しぶりに神威落ちで楽しかったです。これからも頑張ります! (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ミドリムシさん» ほんとですか!そう言って頂けると本当に嬉しいです(;Д;)(;Д;)これからも頑張ります^^ (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 完結おめでとうございます!次回の作品も滅茶苦茶楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2016年3月29日 21時) (レス) id: a6d505e59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年3月22日 16時