禁断29 ページ29
Aside
夕食を食べる前からやっぱり可笑しい。
神威さんは平然を装っているが少し動揺している。
.....晋助様から何か伝えられたんだろう。
今日、阿伏兎さんが手紙を預かっているのを目撃した。
それが私の元へ届かないということは神威さん宛だろう。
そこにはきっと......私のことが書いてある。
神「ねぇA」
お茶を飲んで寛ぐ私に神威さんは話しかける。
そして正面の椅子に座った。
貴「どうしましたか?」
神「............少し、Aのことを聞いてもいい?^^」
一瞬驚いた。
でも頷く。
貴「もちろん、こんな私で良ければ^^」
神「うん.........ありがとう^^」
神威さんはゆっくり深呼吸をした。
視線を散らしながら言う。
神「Aはどうして......シンスケの許嫁なの?」
すぐに神威さんは変な質問してごめんね、と謝る。
私は首を横に振った。
貴「いえ、大丈夫ですよ。お答えします」
どうして私が晋助様の許嫁なのか。
それは簡単な話だ。
貴「私の家は鬼兵隊を支援する一つの家柄です。鬼兵隊への資金は主に私の家から出ているのです」
神「鬼兵隊の利益も上げる為に婚約......つまり、許嫁になったってこと?」
貴「そう考えるのが妥当です。私と晋助様が結婚すれば、より良い交流を深めることが出来ますしね(微笑)」
────────と、いうのが表向きな理由その1だった。
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瑠々亜(プロフ) - 不死鳥さん» ありがとうございます。そう言って下さると大変嬉しいです^^次作は初の沖田ルートなので頑張ります。 (2016年3月30日 22時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
不死鳥 - とても面白かったです!完結おめでとうございます!お疲れ様でした。次も頑張ってください! (2016年3月30日 10時) (レス) id: f18d0f800e (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!久しぶりに神威落ちで楽しかったです。これからも頑張ります! (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - ミドリムシさん» ほんとですか!そう言って頂けると本当に嬉しいです(;Д;)(;Д;)これからも頑張ります^^ (2016年3月30日 1時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 完結おめでとうございます!次回の作品も滅茶苦茶楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2016年3月29日 21時) (レス) id: a6d505e59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年3月22日 16時