シンスケの許嫁に恋をした 【神威】

禁断14 ページ14

神威side



今日は鬼兵隊が来る。


Aの様子を伺いに来るんだろうけど。




神「...............はぁ」



貴「どうしました神威さん？」



神「いいや別に。ところで良かったね。シンスケに会えるよ」



貴「ふふっ...そうですね。なんだか妙に緊張してしまいます(苦笑)」




隣に座るAは嬉しそう。



久しぶりに会うんだから訳無いか。



神「そういえばA。俺の知らないところで誰かに絡まれたりしなかった？」




貴「？......いえ、特には無いですけど...どうしてですか？」




神「女で一ヶ月無傷、しかも誰にも絡まれないなんて凄いことだし」




貴「.........あの、報告をし忘れたのですが」




神「絡まれたの？(^言^)」



貴「い、いえっ...その、別に危険な目に遭ったとかではないんですけど......ご飯を作って欲しいと────」




神「却下」




貴「えぇ？！」




神「ダメに決まってんだろ。アイツらにはそこらの不味いモノでも与えとけばいいんだ。Aの作るご飯は全部俺のだから^^」




Aは困惑の表情を浮かべながらもありがとうございます、とお礼を言った。




ったく.....アイツらの給料減らしてやろーっと。




阿「団長。連中らの到着だ」




阿伏兎が部屋に顔を覗かせる。



神「連れてきてー」



阿「はいはい」





チラッと隣を見た。




Aってこんな顔もするんだ...



本当に愛おしそうな目をしている。

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