女房は世界一怖い。でも好き

口論 ページ40

Aside




空気の読める子ども達は万事屋から退散してくれちゃったよ。


お陰様で今さっき帰ってきたばかりなのに銀さんに馬乗りされてます。




貴「疲れた、寝させてくれ」



銀「許可したじゃん」



貴「起きたらよろしく」



銀「次の日になるとAはまた違うこと言うから駄目」



貴「泣くぞ？」



銀「啼けよ」



貴「死ね」



銀「やだ」




ムードに任せて言っちゃったけど言わなきゃ良かった。





疲れてんだよ




寝たいんだよ




こんなところで体力消耗したくねぇわ





貴「ねーえーキスしてあげるからさー」



銀「キスしたら理性はち切れるぞ」




貴「ざけんなおい」





なんて言い争ってるけど実は嬉しかったりする。



やっと戻ってこれた。



私の至福の時間。



私の居場所。




貴「..................はぁ、わかったよ」



銀「よっしゃ！」



貴「すぐ済ませてくれ」




銀「うんそれ言わない方がロマンチックだと思う」



貴「うるさい」





私達はほぼ同時にキスをした。



お互いを求めあって唇を合わせる。




なんだかんだ言って私も夢中だ。



今宵はもっともっと






銀さんを感じたい。

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