女房は世界一怖い。でも好き

居場所 ページ38

Aside




力いっぱい神楽ちゃんを抱きしめる。


あぁ、いい匂い

癒される...///



神「A〜！もう嫌アル！Aと離れたくないネ！！」



貴「神楽ちゃんっ！私も神楽ちゃんから離れたくないよっ......！」




あぁ、本当に可愛い


大好きな私の神楽ちゃん





「...............おい、あっちがA殿の本命なのか...？」




銀「...............いや違う。俺が旦那だから。ちょっと俺の嫁は浮気性なの」



新「...............神楽ちゃん愛強過ぎますよね」




外野がうるせぇ


私は神楽ちゃんを抱きしめたまま銀さん達を見る。




貴「.........指輪、外してないでしょうね」




銀「ふんっ、たりめーだろ」




貴「ならば良い」




私は陛下に向き直る。





貴「陛下、陛下は今日申し上げましたよね？国を変えたいって。それが本当なら、私を今後どうして下さいますか？」




陛下は呆然としていたがやがて真剣な顔つきになった。


衛兵達を制して言う。




「行け、君の居場所へ。君のいるべき世界へ」





その瞬間、肩を何者かに引き寄せられる。




顔を見なくたって分かるよ。





何度この腕に抱きしめられ






何度この腕に触れられたか





貴「銀さん、帰ろっか」







そして彼は応えてくれる。








銀「帰ったら真っ先に襲うからな」



いつもなら殴る私も今日は違った。





貴「うん」

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