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憧れちゃいない。69 ページ25

「ハァ・・・じゃなくて、銀さんの言う自覚ってどういうことなんですか」



苛立ちを抑えようとしている新八が、俺に問いかける





「__てめぇらも知っての通り、アイツはアイドルだ。しかも、勝手に事務所を抜け出してきた。
いずれかは、そのことで騒ぎになるかもしれねぇ」



「まぁ・・・そうですね」



「でも、A出掛ける時、サングラスと網笠被ってたアル!だからきっと大丈夫ネ」



「バーカ、んなわけあるか

確かに、あの事務所はここからじゃ遠いが、ここはかぶき町だぞ?人やら天人やらがうじゃうじゃいやがる。
見つかるのも時間の問題だ」



「しかし、Aさんは___」



ここに来たときの、Aの言っていたことを思い出す



「確かに、Aは言った」






“普通”になりたくて、事務所を抜け出してきた、と。



「でも、見つかったら、きっと事務所戻されちゃうアル!」



「・・・しゃーねーな。ちょっくら引き戻しに行くか」



そう言った俺が、玄関に向かおうと一歩踏み出した途端





「ぎっ、銀さん!!これ、これ見てください!!」



「あぁ?何大声出し___」



慌てる新八が指差した先は、テレビ



そして、そこに映っていたのは___








『行方不明?!人気アイドルのAちゃん、突然姿を消す!!』





その文字を目にした途端、思わず言葉を失う俺



否、他の二人も同じのようだ



テレビ画面を、ただ唖然とした様子で見つめる俺達



呆然としていると、ニュースキャスターの声が耳に入る




『確か、一週間以上も前から、事務所に来なくなったんですよね?一体どうしたんでしょうか』

『結構それについての取り組みは進んでるようで、色々なところに、声が行き届いてるようですよ』

『またAちゃんのテレビに映る姿を、早く見たいものです。』



それからも何か話していたが、俺達は固まることしか出来なかった





「・・・これは、」



「予想以上に・・、」



「早く見つけられるかも、しれねェな・・・。」



苦笑交じりのピクついた笑顔をした三人から、ゴクリと唾を飲む音が聞こえた

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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 紫陽花女王   
作品ジャンル:恋愛
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レン - え、うますぎて草生える (2019年7月5日 23時) (レス) id: dc4a31061c (このIDを非表示/違反報告)
ヤンデレ探偵 - 夢主ちゃんの絵めちゃくちゃ上手いな、羨ましいですわァ(^ω^) (2018年8月18日 23時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - すごく面白いです!これからも更新頑張ってください(*^^*) 待ってます! (2018年3月6日 22時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
k yoshi(プロフ) - 更新頑張ってくださいいいいいいいい!!!銀さんカッケエエエエエ!!!高杉ヤベエエエエエ!!! (2017年1月7日 0時) (レス) id: 0ad4ea7653 (このIDを非表示/違反報告)
神木 - 更新頑張って下さい!待ってます! (2016年10月22日 20時) (レス) id: a2f317ef22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花女王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AbCdEfG1/  
作成日時:2015年7月12日 22時

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