望んじゃいない。37 ページ38
「・・・オイ」
ぼうっと銀さんの顔を見ていれば、「Aー、聞こえてるかー?」と顔の前で手を振られる
ハッと我に返り、なんてこと考えてるんだと自分に言い聞かせて、キッと睨む
「・・・そろそろ退いてよ」
「んだよつれねェなぁ、嬉しいとか思ってるくせによォ」
「思ってないッ!!」
「ちっ」
しゃーねぇなァ、と言いながら、拘束していた手を離し退く銀さん
しゃーなくないでしょとつっこみたかったが、一旦言葉を飲み込む
「___んで、どうすんのお前。まさかずっとここに居るわけじゃねーだろーな?」
私から退くと、そう言ったその人
「・・・そりゃ、出来るだけここにいたくはない、けど・・・」
「じゃあやっぱり俺んところに___」
「ハイハイ。分かんないけど、本当にここが嫌になったら、銀さんのところに行くからさ」
「お!マジか!!よっしゃ、俺ァいつでも待ってっぞ、俺の布団の上で」
「どこにイクと思ってんの?」
さりげなく下ネタになってしまったが、二十歳を越えりゃ、全然恥ずかしくないもので。
「えろいこと考えてんのな、お前」と、ニヤニヤしながら返される始末
「__まぁとにかく、今日は帰ってよ、私眠いし」
言った直後欠伸をした私の様子を見て、「今日はなー」と歩いていく銀さん
そのまま出ていくのかと思いきや、その人は「あ」と立ち止まった
「言い忘れたけど、あんまりずっとここにいるようなら、また来っからな。嫌だとしたら実力行使でもして」
「え?」
じゃおやすみ、と言って、銀さんは帰っていった
・・・一人顔を赤くした私を残して。
407人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫陽花女王@キングカズマ最高。(プロフ) - 猫耳ショコラさん» お褒めの言葉、ありがとうございます!!そう言っていただけると、私も嬉しいです///続編も、もう作るので、そちらに遊びにきてくれると嬉しいです! (2015年7月12日 19時) (レス) id: a2cb262eef (このIDを非表示/違反報告)
猫耳ショコラ - 何か見てるこっちが恥ずかしくて///画面見れない///でも見たい!何かもう感動してしまいました、全てに!更新頑張って下さい!毎日読みに来ますから!後その文才下さいいいいいい (2015年7月12日 18時) (レス) id: af44751f37 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花女王@キングカズマ最高。(プロフ) - 秋色@あきさん» 素敵だなんて・・・嬉しい限りです!ありがとうございます!! (2015年7月11日 22時) (レス) id: a2cb262eef (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花女王@キングカズマ最高。(プロフ) - 黒蛇狂王さん» ありがとうございます!!そう言われると、嬉しいです!! (2015年7月11日 20時) (レス) id: a2cb262eef (このIDを非表示/違反報告)
秋色@あき(プロフ) - とても素敵な小説ですね!!これからも応援してますね(*^^*)最新頑張って下さい(^-^)v (2015年7月11日 19時) (レス) id: 649bde535d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫陽花女王 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/AbCdEfG1/
作成日時:2015年6月26日 23時