【銀魂】逆ハーなんて、望んじゃいない。

望んじゃいない。12 ページ13

「････いや、なんで無理矢理？！そうまでして私を連れて来たかった理由は何よ？！三十字以内で簡潔に述べよ！！」
「国語のテストか。ふざけんな」



ふざけてないわ！至って真面目！！



そう叫びたいが、言い出したら止まらなさそうだったので、敢えて黙る私





門を通って中に連れられる



廊下を歩いていると、前方に誰かが歩いていた



その人を見つけた沖田くんが、「土方さーん」と呼ぶ



土方さんと呼ばれた人が立ち止まり、こちらを振り返った



そして私の姿を見ると、方眉を上げるその人





「･･･総悟、誰だこの女」



「えぇー？土方さん知らないんですかィ？人気アイドルの錦Aですぜ。拉致ってきやした」
「いや『拉致ってきやした』じゃねーだろ！！何普通にアイドル拉致してきてんだよ！！」



くわえ煙草をしながらそうツっこむ土方さんとやら



「あのー、それなんですが、私もうアイドルやめたんで気にしないで下さい。土方さんとやら」



「あァ？やめた？なんでだ」



「細かいことは気にしないでくだせェ土方さん。
それより、コイツ真選組の女中にしやせんか」



「「はぁ？！」」



手首を掴まれたままの私と、土方さんの声がハモる





ちょっと待って、女中？！

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