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F side
俺は、そんな渉を無視し
再びひろみつへと視線を戻す。
手の上で、ちょこんと正座して俺を見上げてる。
……かっわいいわ/////
「…わたるは、オーラが優しい色だから
大丈夫だと思ったんだよ。」
「オーラ?」
「うん。…不思議なんだけど
俺、この身体になってから、オーラが見えるようになったの。
優しい人は、暖かい、暖色系の色。
悪い人は、黒とか、濃い青とかの、暗い色。
わたるは、オレンジだから
優しい人だって思ったの。」
「……そっか。お前、すごいな。笑
…ちなみに俺は?何色?」
「ん?…たいすけ?」
「そ。見える?」
「うん。見えるよ。
たいすけはね…。
淡いピンク。すごく優しそうな色。」
「ピンクかぁ…。
ふふ、暖色系だ。…よかった。笑」
「たいすけは、オーラが見えなくても
俺は、最初に会った時から
この人は、優しい。って思ったよ?」
「ふふ、ありがと。ひろみつ。」
「うん!!」
そう笑って言ったひろみつに、俺は自然と
サンドウィッチ、一緒に食べよっか。
なんてことを、口にしてた。
「ふふ、楽勝♪楽勝♪」
ただ俺は、ひろみつの小さなその声を聞き逃さなかった。
「おい、なんだ?もう一回言ってみろ。」
「…え!?…なんの…ことぉ…?」
「…やめた。やっぱりあげない!!
罰として、夜までご飯抜き!!
一人で空腹に耐えてろ。」
「ふぇ……やだぁ……!!」
「そんな顔してもダメ。
約束破るわ、生意気な口聞くわ……。
…ゴミ箱に捨ててもいいんだけど?」
「やだ!たいすけの意地悪!!
……あ!!たいすけのオーラ、黒くなった!!
悪い人だぁ!!」
「いや、悪い人っていうか
俺が怒ってるからでしょ?
そんなこと言うなら
他の人に面倒見てもらえば?」
「むぅーー!!!
もういい!!たいすけのバカ!!
わたるぅ〜〜!!」
ほっぺた膨らませて
俺に叫ぶと、ちょこちょこと、渉の方へと走って行った。
ふふ、渉は俺の味方なんだよ。笑
今のは完全に、俺が正しいし。
「えっと……。ひろみつ?だっけ?
…俺の食べかけでよければ食べる?」
「…わ、わたるぅぅぅーー!!
ありがとっ!!食べる!!!」
ひろみつは渉の皿の横に座ると
やっぱりわたるは優しいなぁ。
と、俺の方を見ながら、言ってきた。
…クソ。渉も、ひろみつも、ムカつく。
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Mikita…(プロフ) - FKLoveさん» 強制的に完結にする感じになってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです…。そう言ってもらえるなら、またいつか、おまけや、新しいページで、続編を書こうかな、と思えます。温かいコメント、ありがとうございました(^^) (2017年4月7日 19時) (レス) id: f7032394fe (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 最初から最後まで読みました!続編が読みたいと、とても思いました! (2017年4月7日 19時) (レス) id: 433e8b83c7 (このIDを非表示/違反報告)
せり - Mikita…さん» いえ!ぜんぜんダメなんかじゃないですよ!むしろ気になるとこで止めていただき、更新をこころまちにできますよ(*´ω`*)さてさてみっくん!またちっちゃくなっちゃったんですかね?気になります!待ってますね! (2016年11月23日 10時) (レス) id: 62095400eb (このIDを非表示/違反報告)
Mikita…(プロフ) - せりさん» お久しぶりです♪ 掛け持ち増やした挙句、こちらの更新をおろそかにするという…ダメ作者ですね…笑。酔っ払い小悪魔。藤ヶ谷さんは、翻弄されず、過ごせるのでしょうか…。笑。お楽しみに!! (2016年11月21日 21時) (レス) id: f7032394fe (このIDを非表示/違反報告)
せり - Mikita…さん» 久しぶりにお邪魔させていただきました!もう、みっくん可愛すぎです!太輔さんの気持ちとーってもわかります!別れるの辛いって思ってるのは太ちゃんだけじゃないはず!とか思ってもーそーしてます(笑)更新待ってますね(^^ゞ (2016年11月20日 19時) (レス) id: 62095400eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mikita… | 作成日時:2016年8月30日 1時