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F side









それから数時間後


考えを練りに練って、ようやくコーディネートが決まった。


時計を見ると、昼の12時を指していたので


俺たちは、束の間の休息をとることにした。


なんせ、コーディネートが決まったらすぐに


脚本家に見せに行かないといけないからね。笑









近くの行きつけのカフェに、二人で入る。


ちなみに、ひろみつはまだ爆睡中。笑


よくもまぁ、こんなうるさい中で


ゴソゴソと揺れる中で寝れるよなぁ。笑









俺は、カフェラテと、サンドウィッチを頼み


渉は、ブラックのコーヒーと、ハンバーガーを頼む。


料理が運ばれてくるまでの間、仕事のことは忘れ


二人で他愛もない話をする。


夏になったら、サーフィンに行こう。とか


仲の良いメンバーで、またご飯にでも行こう。とか


うちの犬に赤ちゃんが生まれた。とか。


ほんと、くだらないようで、すっげぇ楽しいw


渉がパートナーでよかったなって、改めて思う。









『お待たせいたしました。』




話が盛り上がる中、やっと料理が運ばれてくる。


たまごサンドに、ハムサンド。


ふふ、うまそ。笑









──ギュルルルルルル…。









…ん？









「太輔wどんだけお腹減ってたのよw」



「は？俺じゃねぇし！！渉だろ！？」



「俺はお腹空いても、お腹の音はならない人なんです〜。」



「…じゃあ誰の………ッ！！あ！！！」



「うわっ！何！？いきなり大きい声出すなよ。」



「…ッごめん。」









.









……ひ〜〜ろ〜〜み〜〜つ〜〜！！









…そういえば、ひろみつ、朝から何も食ってねぇじゃん！笑


人間なんだから、そりゃ、腹くらい減るか。笑


って、冷静に考えてる場合じゃねぇよ！









「…太輔？さっきからパーカーのポケット
モソモソ動いてるんだけど……なに？」



「ぬぁ！？……あ！！こら！！」









慌てて、ポケットを押さえつけたが、遅かった。


お腹を空かせたひろみつが


ポケットから、ピョンッと飛び出してしまった。

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