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Y side









「あのーー……太輔さ〜〜ん？」



「……俺の方が一緒にいるのに。…ものに釣られやがって。俺とはお風呂だって入ったことあるのに昨日初めて会ったやつにちゅーするなんて。…俺には一度もしたことないくせに。…笑顔だって、俺だけに見せてればいいんだよ。…フォークなんてあげたら俺があーんできなくなっちゃうじゃん。…余計なことすんなよな…まったく…………しかも………」









……うん。……一人でブツブツうるさいお☆←


…俺の悪口聞こえてるお☆←









…はぁ。笑


たかがチュウの一つで、なーんでそんなに拗ねてんだか。笑


俺にもして？って言えばいいのに…。笑


ひろみつは、そんな太輔に目もくれず


俺のあげたおままごとセットに夢中…笑。


…どいつもこいつも、自由である。笑









「…ベッドもあるぅー！！！
ね、ね！！たいすけ！！ベッドある！！ベッド！！」



「……………あっそ。………よかったね。」









うっわー、完全に八つ当たりだし。笑


スッゲー冷たいし。笑


反抗期の中学生かっつの。笑


太輔、機嫌直るまで長いんだよなぁ〜〜。笑









「あ、でも俺、たいすけと寝たいから
ベッドはいらないや…。」



「………え？」



「ん？…あ、独り言だよ。」



「…ひろみつ。…もう一回言って。」



「いや、だから独り言……」



「そこじゃなくて。…その前。」



「…たいすけと寝たいから
ベッドいらないや…。って言ったんだy……んぎゃっ！！」



「ひろみつぅ〜〜！！
…なーにサラッと可愛いこと言っちゃってんのぉ！！
聞き逃さなくてよかったぁ〜。」



「ぶぉふ…ふぇふぉ……ほひ！…たひふへぇ！！…ふひふひふんな！！
(訳: おい！たいすけ！スリスリすんな！！)」









…おい？…おいおい？


…機嫌、直っちゃったみたいですねぇ。笑


…ほんと、単純なヤツ。笑


そして、公開イチャイチャ。


端から見れば、人形にスリスリする


三次元男…。


うぇ。気持ちわりーw









さてと。


いつまでも長居したら、太輔くんに睨まれちゃうから


そろそろ帰りますか。









俺は、太輔の出してくれた紅茶を一気に飲み干し


じゃ、帰るね。


そう一言残し、さっさと玄関へ向かった。


玄関のドアを開ける寸前に


わたるぅーー！！ありがとーーー！！！


そんなひろみつの叫び声が、俺の耳に入った。


…ふふ、どういたしまして。ひろみつ。

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