3 ページ3
F side
それから、ひろみつと色々話をして
何となく、事情が分かった。
昨日、飲みに行って、酒飲みまくって
酔い潰れて、そこから記憶なく……。
気付いたらここに…。っていう、大まかな事情がね。
俺の手のひらにちょこんと座るひろみつ。
顔をよく見れば、男とは思えないほど
可愛らしい顔つきで、やっぱり子供にしか見えない。
小さなほっぺたを、ツン、とすると
くすぐってぇよ。やめろ！！
なんて、生意気な口きかれたけど
そのあと、しょぼんとした表情になって
俺を見つめてくる。
「…なぁ、たいすけ？」
「ん？」
「俺が戻るまで、面倒見てくれる？」
「え？」
「俺もさ…いきなりこうなっちゃって
すっげぇテンパったけど
冷静になった時、一人じゃ生活できないなって思ってさ。
だからお願い。たいすけ。俺を助けて。」
お願いのポーズをしながら
ウルウルの目で、そう言ってくる。
そんなこと言われちゃ、断るにも断れねぇよ。
「…分かった。でも、戻るまでだかんな！！」
「…うん。ありがとう。
…あれ、もしかして、彼女とかいる？」
「…彼女？…はいねぇけど。」
「なぁーんだ、たいすけも独り身なんじゃん。
じゃー、俺がいてやるからもう寂しくないね。」
「はぁ！？別に寂しくなんかねぇよ。
そんなこと言ってっと、窓から落とすかんな。」
「…えっ！ちょっ、冗談！冗談！！ごめんなさい！！」
「ふはっ。嘘だよ。笑
俺、もうすぐ仕事だから、行かなくちゃ。」
そう言って、ひろみつを手のひらからどかす。
テーブルの上で、ちょこまか動き回るひろみつを見ながら
俺は、パーカーに腕を通す。
俺の仕事は、ファッション系だから
仕事着は、普段着なんだ。
ひろみつが見た、名札を首から下げて
行ってきます。大人しくしてろよ？
そう言って、ひろみつの頭を指で優しく撫でた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 817人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mikita…(プロフ) - FKLoveさん» 強制的に完結にする感じになってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです…。そう言ってもらえるなら、またいつか、おまけや、新しいページで、続編を書こうかな、と思えます。温かいコメント、ありがとうございました(^^) (2017年4月7日 19時) (
レス) id: f7032394fe (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 最初から最後まで読みました！続編が読みたいと、とても思いました！ (2017年4月7日 19時) (レス) id: 433e8b83c7 (このIDを非表示/違反報告)
せり - Mikita…さん» いえ！ぜんぜんダメなんかじゃないですよ！むしろ気になるとこで止めていただき、更新をこころまちにできますよ(*´ω｀*)さてさてみっくん！またちっちゃくなっちゃったんですかね？気になります！待ってますね！ (2016年11月23日 10時) (レス) id: 62095400eb (このIDを非表示/違反報告)
Mikita…(プロフ) - せりさん» お久しぶりです♪ 掛け持ち増やした挙句、こちらの更新をおろそかにするという…ダメ作者ですね…笑。酔っ払い小悪魔。藤ヶ谷さんは、翻弄されず、過ごせるのでしょうか…。笑。お楽しみに！！ (2016年11月21日 21時) (レス) id: f7032394fe (このIDを非表示/違反報告)
せり - Mikita…さん» 久しぶりにお邪魔させていただきました！もう、みっくん可愛すぎです！太輔さんの気持ちとーってもわかります！別れるの辛いって思ってるのは太ちゃんだけじゃないはず！とか思ってもーそーしてます(笑)更新待ってますね(^^ゞ (2016年11月20日 19時) (レス) id: 62095400eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mikita…
| 作成日時：2016年8月30日 1時
