【新人VTuberはホストに恋する】

うわの空 ページ24

「っあ、まゆ、ず、みさん…」




自分でも驚くほどの吃った声を呟きながら、ズザザザザと身を引いた




「…おはよう、ございます……」



上擦った声で懸命に声を絞り出す


「…おはよう。なんか色々誤解してるみたいだから、説明しよっか」




布団に入ったまま優しく言う黛さん。



私は、なんとなく遠ざけにくくなり、
1人分程距離を置いた上で隣に寝そべった




「昨日…俺にDMで飲酒配信誘ったの、覚えてる？ 」




あ




「まって、そうでした…ほんとすみません。
烏滸がましいことしてしまってほんと…」



そうだ。あの時はなんとなくストレスが溜まっていて、おかしくなっていたのだ。

恐らくそのノリで誘ったんだろう。



いやくそごみう〇こじゃん。
ストレス溜まってても神聖なる黛さんだけには誘うなよ過去の自分アホか



「いや、俺は別に良かったけど…まあちょっと予想外で驚いたけど。

んで…そのためにまず、俺の家にAはきた。ここまで大丈夫？」




「はい……受け入れたくないですけど……」



「めっちゃ落ち込むじゃん

…で、Aの寝る場所が無いことに気付いた俺は、Aをベッドに寝かせようとしたんだけど…」



「…けど…？」



ごくり、と合格発表の瞬間並に唾を飲み込む




「一緒に寝てください……って言われて」









なぁに言ってやがんだよくそやろぅぅぅぅ！！！！！！！！！！！！！！！！！！




ガバァッと暴れながら毛布を顔に被る




「ほんっっっっとに申し訳ございません……なんて失態……気持ち悪いことこの上ない……もうなんとお詫びすれば良いか…｣









「…ま、気持ち悪いなんて思わなかったけど、ね」









え、






「だって、好きな人にそんなこと言われたら、嬉しいことこの上ないでしょ









……俺、Aさんのこと好きなんだけど。
良かったら、付き合ってくれない？」

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