鬼をも魅了させる魅柱は柱にも好かれているようで。 (ページ5)

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御館様のお話が終わった後私は御館様の元へ向かう

『御館様少し聞きたいことがあるのですがお時間宜しいでしょうか。』

産｢なんだいA ｣

『最終選別の時に柱は４人いると仰いましたが今日は３人しかお見えになれませんでした』

産｢嗚呼カナエの事だねカナエは前殺されてしまったんだ鬼にね私も癖で４人と言ってしまったが今は３人なんだ間違えて申し訳ないね｣

『そうだったんですね。辛い記憶を思い出させてしまいこちらこそ申し訳ありません』

産｢いやいいんだよそれにその事でAにお願いしたいことがあってね｣

『お願いしたいことですか』

産｢カナエの妹のしのぶとカナヲを見て欲しいんだあの子達はカナエの事が大好きな子達でね、いつも３人でいたんだよカナヲは実妹じゃないけど可愛がっていたんだよ｣

『そうなんですねそれで見て欲しいとは？』

産｢２人はお姉さんを亡くしてから心情を表さないようになってね特にしのぶはとても無理しているようでいつも笑っているが心からじゃないだろうねカナヲは笑うことすら見たことないんだ２人を元に戻して欲しいとは言わないからお世話だけでもしてくれないかな？｣

『私で良ければ頑張ります』

産｢有難うA 助かったよ２人は蝶屋敷にいるから１度挨拶に行ってくれないかな？｣

『御意』

とは言われたものの上手くやれるか少し心配ね
そう思いながら蝶屋敷へ足を運ぶ

その途中に

不｢よォ A どこ行くんだよ｣

『あら実弥今から蝶屋敷に行ってくるの』

不｢そうかァ、｣

不｢.......なんか心配事でもあんのかよ｣

『え？』

不｢おめェが唇を触ってる時は何か心配事か不安な事がある時だろォ｣

無意識に唇を触っていたらしい、

『そこまで分かるなんて流石実弥ね敵わないわ』

不｢これでも長く一緒にいるからなァ｣

『有難う実弥でも大丈夫！』

不｢そうかァ無理すんなよ｣

そう言い私の頭に手をおいて横を通り過ぎる実弥

『よしっ頑張ろう！』

蝶屋敷への道のりを急ぐA