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任された敦は、ぎこちない様子で仕事の準備をする。
そんな敦に声をかける国木田。





「おい。小僧。
不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いでもない。」


「素直に、少しは同情していると言えばいいのでは?」






国木田の発言に、思ったことを言った石燕。国木田は、一瞬石燕を睨んだがすぐ敦の方に向き直す。





「この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」



_____こいつには遭うな。遭ったら逃げろ_____







そう言い、写真を見せる国木田。その写真を不思議そうに見る敦。




「この人は_____?」

「マフィアだよ。」




尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるけど。と、敦の質問にどっから湧いたのか分からないが、太宰が答える。





「港を縄張りにする凶悪なポートマフィアのわんちゃんですよ。」




太宰に続いて言う石燕。






「彼の名は芥川です。」

「何故_____
危険なのですか?」






石燕に不思議そうに問う敦。



「彼が能力者だからですよ。」





殺戮に特化したね。と言う石燕の言葉に顔を真っ青にする敦。






「俺でも__________

  奴と戦うのは御免だ。」






_____あぁ。僕今日が命日になるかもしれない。


国木田の言葉にそう思う敦がいた。






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作者名: | 作成日時:2021年2月28日 20時

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