【朔間凛月】おやすみ、ナルコレプシー【あんスタ】

♯4 ページ4

「……凛月、起きなよ」



「ん〜……、起こさないでよ…」



「いや、だってもう少しで授業始まるから
あと離して…暑いし苦しいしだし、恥ずかしい」



凛月があたしの睡眠中に乱入して来るのはしょっちゅうでもう慣れたけれど



あたしの腹に、凛月の意外とたくましい、けれど白い腕が回って



寝息が首筋にかかる



流石にここまで接近されると…顔が熱い



「…むぅ、Aの、わがまま…………」



「え、えぇー、ちょっとぉ…」



起きる気配無し



我儘はそっちだろう自称年寄り



「……何やってんだ、お前ら」



「げ」



バッドタイミング、いやこれは丁度良いタイミング



「…見ての通り捕まって凛月の安眠促進の道具にされてます
助けて下さい佐賀美先生」



「いやあのなぁ〜、そんだけならまだ良いんだけど、いやよかないか
年頃の男子が女の子に軽々しく引っ付くもんじゃないぞ、うん」



「本人に言ってやって下さい」



「……すぅ…♪」



「…そうだな、それにしても見つけたのがあきやんじゃなくて良かったな？

ほら、起きろ〜、授業サボるのもほどほどにしとけよ〜」



佐賀美先生曰くほどほどなら良いらしい…

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