Wisteria of time(めーさく) ページ4
マメ科、フジ属である藤の花。
花言葉は、決して離れない。
〜Wisteria of time(時の藤)という花は、何時までも離れない時を意味する。たとえ種族が違っても
一緒に居たいと思う時間は同じだった。永遠に続けばいいと思った〜
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ふわぁ...と大きな欠伸をする門番。名は紅美鈴。彼女は紅魔館の門番でありながら、ろくに仕事もせず、いつも昼寝をしていた。
そうしていると、いつも決まって頭上からナイフが飛んでくる。
「すぅ...すぅ.........!?」
「全く...いつまで寝てるのよ。貴女のせいで魔理沙が侵入しちゃって...パチュリー様がお怒りよ?」
美鈴の前に立ったのは、銀髪が美しい瀟洒なメイド、十六夜咲夜。
美鈴は苦笑いを浮かべ、頭に刺さったナイフを抜く。
「咲夜さんも、お仕事に戻らなくていいんですか?」
「いま休憩の時間だからね。お仕事はちょっとお休みよ」
美鈴は、頭に?を浮かべながら問う
「じゃあ、こんなところに居ないで休んだらどうです?折角のお休み、もったないですよ〜」
すると咲夜は、僅かに頬を染めて答える
「私がこうして過ごしたいんだから...別にいいでしょ」
美鈴はわからない、とでも言うように頭を傾げる。それを見た咲夜は無理矢理話をそらすように、話題を変える
「そうそう、貴女、お昼まだでしょ?お弁当持ってきたから...2人で食べましょう?」
「はいっ!咲夜さんの作るお弁当、楽しみにしてました〜♪二人で食べるのは、久しぶりですね〜!」
美鈴の無邪気な笑みに、咲夜も頬が緩む。
「ええ。さあ、食べましょう」
お弁当を広げ、出てくるのは紅魔館で食べることはあまり無い玉子焼きや、ミニトマト。そしておにぎり。そのメニューに瞳を輝かせ、美鈴は美味しそうに頬張る。
「んんんんん!美味しいですよ〜咲夜さんっ!」
「これもどうぞ」
咲夜は微笑んで、玉子焼きを箸で差し伸べる。
「はい!いただきま.........あ。いいんですか?私と間接キスになっちゃいますけど...」
恥ずかしげに、でも意地悪そうに聞く美鈴に、咲夜も頬を赤くして答える
「い、いいから食べなさいよ!私はそういうのあまり気にしないから...」
しかし咲夜の鼓動は高鳴っていた。
「じゃあいただきます♪あーんっ...... 美味しいですっ!!」
「ん...ありがと」
咲夜も珍しく照れたように、返事を返す。
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作者名:葉月*ゆきうさぎ | 作成日時:2018年4月18日 20時