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「師匠、クラピカ、ご飯できたよー！」
クラピカお手製の竹の器に出来たてホヤホヤの雑炊をよそる。
優しく立ち上ってくる湯気から、食欲をそそる香りが立ち込めてくる。
うん、我ながらいい出来だ！
イズナビ「いつも悪いな、A。」
「いえいえ。」
クラピカ「流石だな、今日も美味しい。」
「へへっ、良かった。」
そうやって褒めてもらえると腕がなるな、と有頂天になっていると師匠がふと口を開いた。
イズナビ「お前いくつだっけ？」
「17です。」
イズナビ「そうか…未成年は流石にまずいよなぁ。」
どういうこと…？
もしかして、師匠は私のこと…
鈍感じゃないし、流石に察しがついてクラピカの後ろに隠れた。
彼も同じことを思っていたようで、大きく手を広げて私を庇うようにして師匠を睨みつけた。
「し、師匠…まさか…」
クラピカ「はぁ…私達の周りには、何でこんなにもロリコンが多いんだ。」
イズナビ「違ぇよ！おいクラピカ、取り敢えず鎖をしまえ！俺は知り合いが家政婦を探してるって言ってたのを思い出しただけだ。｣
クラピカ「それならそうと早く言え。」
イズナビ「お前らが勝手に勘違いしたんだろうが。大体俺は28以下の女には手ぇ出さねぇって決めてんだよ。」
「知りませんよ！」
クラピカ「それに、誤解を産むような言い回しをしたお前が悪い。」
イズナビ「あ゛？」
あ、しまった。
この二人は本当にもう…
湿気ったマッチから生じたくらいの火でも、彼らにかかればダイナマイト程の火力を伴ってしまうのだから不思議だ。
発電所とかで働いたら、世界に貢献できるかもしれない。
「まぁまぁ、ご飯時くらい落ち着いてくださいよ。」と止めに入った時には、既に最高潮を迎えていたらしい。
クラピカ「これが落ち着いてられるか！」
「まぁまぁ。」
イズナビ「これだから生意気な餓鬼は面倒なんだ。」
「クラピカは私を守ろうとしてくれただけなので許してあげてください。」
イズナビ「A、こんな面倒くせぇ男やめとけよ。絶対に束縛男になるからな。」
「いや、それ皆言う…」
クラピカ「五月蝿い、お前に言われる筋合いはない。」
「男なら拳で勝負だ。」とかなんとか言って姿を消した二人。
残された器にはお米一粒も残っていなくて、あんな喧嘩しながらもちゃっかりしてるなぁと思わず笑ってしまった。
「二人とも変なところが似てるんだから。」
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かにかま(プロフ) - (名前)さきのさん» コメントありがとうございます。褒められると伸びるタイプなので、そう言って頂けて嬉しいです笑 今後ともお楽しみ頂けますように精進しますね。 (2019年10月1日 0時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)さきの(プロフ) - 毎日1話ずつ更新してくださってありがとうございます！1日の終わりにこの小説を楽しみにしています^ ^更新頑張ってください！！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: 7fbb21366a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 林 香織?さん» 素敵なコメントをありがとうございます！ これから紐解いていくので、楽しんで頂けたらうれしいです(^^) (2019年9月24日 19時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
林 香織?(プロフ) - この小説めっちゃ好きです…ヒソカの大事な人の事も気になりますし、不器用な夢主、愛に気づかないクラピカ。めちゃくちゃ面白いです！更新ファイトです！ (2019年9月24日 16時) (レス) id: 3baa06326a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！とても励みになるコメントをありがとうございます。これからも楽しんでもらえますように精進しますね。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年9月6日 22時
