視線 ページ6
翌授業日、社会科の教師が眠たげなトークを繰り広げる中、三郎はふと視線を感じ振り返った。
(……………げ)
じーーっとこちらを見つめるのは、昨日ぶりのあの女。
「私、柏A!丘中生だよ。」
柏Aとか言ったっけ。興味ない奴の名前まで覚えてしまう自分の記憶力が憎い。
……なんていうのはどうでもよくて、前を向けと顎で示してやると、ピースサインが返ってきた。
(アイツ、全然話通じないな。)
半ば呆れてため息をつく。指摘するのを諦めて前を向くが、やはり視線が気になって集中できなかった。いや、もとから冷やかし目当てで集中などしようとしていなかったのだが。
「そこ、起きなさい。」
彼女の前に座る生徒が注意されたことで、漸く視線が落ち着いたようであった。
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あぽろ(プロフ) - 描いて下さりありがとうございます…(?)めちゃくちゃいい作品で、びっくりしました…! (2021年5月1日 5時) (レス) id: a236361d3f (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 茉莉さん» コメントありがとうございます。わー、そうなんですね!茉莉さんの推しのイメージを壊さないように頑張ります(^^) (2020年11月27日 19時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 更新お疲れ様です!!強盗役のラップ私も好きですwwしかも三郎くん私の推しなんで我得でしかない…//(キモい) 応援してます〜!! (2020年11月27日 17時) (レス) id: 78857a4183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かにかま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a062/
作成日時:2020年11月26日 1時