容疑者 ページ19
しかし、そんな代わり映えのしない昼下がりは、誰かが発した声によって百八十度ひっくりかえってしまう。
？「あーー！！」
「「「！？」」」
驚いて声がした方を振り替えると、例の学級委員会コンビがいた。
(げ…。)
おばちゃんからお盆を受け取ると、ただならぬ迫力と共にこちらへ迫る。
そして、私の両隣を囲むように座った。
尾浜「容疑者確保しました！」
鉢屋「うむ、ご苦労。」
「容疑者？……私？」
尾浜「とぼけるな！白昼堂々浮気をしやがって！」
「なっ！？違うよ。」
動揺する私を見て、伊作先輩はお腹を抱えて笑った。
伊作「ははは！そうか、僕達は浮気されてたのか。」
対して食満先輩は、何が何だかよく分かっていないようだった。
食満「浮気？」
尾浜「そうですよ、食満先輩。Aちゃんは兵助の正妻なんですから。」
ブフッ、と勢いよく吹き出した先輩は、水が変なところに入ってしまったようで苦しそうに咳き込んだ。
そして、伊作先輩は食満先輩が吹き出した水をもろに食らっていた。わお…なんたる不運。
食満「せ、正妻ってお前………」
「違いますからね。皆が…特にそこの二人がからかってくるだけです。」
食満「は、はぁ。」
「……で、伊作先輩はいつまで笑ってるんです？」
伊作「ふふふ、ごめんごめん。浮気されてたのが衝撃的で。」
「だからしてませんってば！」
鉢屋「お前も大変だな。」
「誰のせいだと？」
あまりにもギャアギャアとやかましくしていたものだから、ついにはおばちゃんに怒られてしまって、私達は食堂を飛び出た。
「私の平和な昼食が……」
伊作「僕の不運でも吸いとったのかい？」
食満「その可能性は大いにあるな…。」
………先輩方、洒落にならないこと言わないでください。
.
その頃、落ち着きを取り戻した食堂の片隅ではこんな会話が行われていた。
忍たま1「藤Aって、案外明るいヤツなんだな。もっと話しかけにくいと思ってた。」
忍たま2「確かに。美人だし、性格キツそうだと思ってたわ。」
忍たま1「………俺、今度話し掛けて見ようかな。」
忍たま2「やめとけやめとけ。お前なんか相手にされねぇよ。」
忍たま1「うっせ。」
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Rai - かにかまさん» ありがとうございますこれから作品も頑張ります！ (2020年8月28日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - Raiさん» 拝見しました。承諾します。 (2020年8月28日 17時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - かにかまさん» 出来ましたこんな感じどうでしょうか？読みやすくしました (2020年8月28日 13時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - Raiさん» タイトルではなく、概要欄（説明欄）の方に書いて戴けると有り難いです。 (2020年8月28日 12時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - かにかまさん» 分かりました題名としてでしたらどうでしょうか？「 ここは作者さんの気まぐれ朝･夜楽しみ【忍たま】アイ・アム・独身【久々知兵助】作品です」入れました題名決めらなくすみません後確認出来たらよろしくお願いします。 (2020年8月28日 12時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a062/
作成日時：2020年6月1日 15時
