放課後課外授業 ページ16
「ここなんですけど…」
伊作「あぁ！狼煙ね。僕割とその分野得意だったよ。」
「本当ですか。それは頼もしいです。」
狼煙。
それは忍者に限らず、戦に関わる人なら誰もが知る代物。
それは奥が深く、単に煙をあげるだけではなくて臭い、色、高さ……等々、必要に応じて作り分ける必要があるのだ。
しかし、私はどうしてもその配分やら材料選びやらが苦手なので、実習でも手こずることが多々あった。
伊作「例えば、狼の糞なんかは燃やすと刺激臭が強い。視界が優れない場所には最適だ。」
「では、狼と猪とではどう使い分けるべきなのでしょうか。」
伊作「あぁ、それは…＿＿」
「失礼します。」と、誰かが障子の前で言う。
伊作「一旦休憩ね。」
「はい。」
「入っていいよ。」と許可を貰い入室したのは、一年生と五年生が一人ずつ。
「あ、伊助君と久々知君。」
伊作「どうしたんだい？」
久々知「火器の点検をしていたら火傷をしてしまいまして。大きな怪我って訳ではないのですが。」
伊作「怪我に大きいも小さいもないよ。早いめの手当てと予防が大切なのさ。取り敢えず二人は患部を氷で冷やしておいて。」
「「はい。」」
「何か手伝いますか？」
伊作「薬を塗るのと、包帯を巻くのを手伝って貰ってもらおうかな。」
「分かりました。」
伊作「Aには久々知を頼むよ。」
「へ…？」
せ、先輩まで私達のことからかうの？
伊作先輩は、目を丸くした私の額を指で弾くと、面白がるように言った。
伊作「あのね、何を勘違いしてるのか知らないけど、包帯は小さいものに巻く方が難しいの。別に故意はないよ。」
「わ、分かってます！」
動揺を悟られぬよう、急にテキパキと薬を調合し始めると、「本当かなぁ。」と彼は笑った。
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Rai - かにかまさん» ありがとうございますこれから作品も頑張ります！ (2020年8月28日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - Raiさん» 拝見しました。承諾します。 (2020年8月28日 17時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - かにかまさん» 出来ましたこんな感じどうでしょうか？読みやすくしました (2020年8月28日 13時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - Raiさん» タイトルではなく、概要欄（説明欄）の方に書いて戴けると有り難いです。 (2020年8月28日 12時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - かにかまさん» 分かりました題名としてでしたらどうでしょうか？「 ここは作者さんの気まぐれ朝･夜楽しみ【忍たま】アイ・アム・独身【久々知兵助】作品です」入れました題名決めらなくすみません後確認出来たらよろしくお願いします。 (2020年8月28日 12時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a062/
作成日時：2020年6月1日 15時
