【銀魂】隊長との日常。 (ページ34)

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33話天才かも！ページ34

「私が作んの？」

総悟「そうでさぁ」

「ガチで？」

総悟「ガチで。」

別に作れないからとかじゃないけどさ、何で私が作らないといけないの？ぶっちゃけ面倒臭い。

総悟「お前を守って怪我したのに作らねぇ方がおかしいだろぃ」

「そうだけどさー」

総悟「お前に拒否権なんて無いんだから早く作ってこいよ。お粥」

あぁそうだった。私に拒否権なんてくれないんだったわ。私はムスッと総悟を見る。

総悟「不細工な顔してねぇで早くしろ」

「わかったから！！！！作ってくるから！！！！」

私は総悟の部屋を出ていった。

「………ﾊｧ」

私は食堂の調理室を借りてお粥を作り始めた。
私が総悟にお粥作るって言ったらおばちゃん達は
ニコニコしながらすぐ使わせてくれた。

「お粥も辛くした方がいいのかな？」

総悟辛党だから辛い方が喜ぶだろう。ハバネロぶっ込んでやろうと思ったが総悟になにされるかわかんないし。しょうがないのでタバスコを少し入れといた。

…

「よし完成！！」

あっという間に出来てしまった。私天才かもしれない。味は分からないけど味見しなくても大丈夫だ。総悟のだし。

「じゃあ持ってくか！総悟に褒められたらホントに自分天才だわ」

「総悟～～～！」

総悟「A。早くしろぃ」

せっかく作ったあげたのに何なんだよコイツは。
私の手料理ありがたく思えよコノヤロー。

「じゃあ召し上がってください！そして感想くださいよコノヤロー」

総悟「もうお前コノヤロー言っちゃってんじゃねぇか上司に向かって。」

「いいから食べてよ」

総悟「へいへい」

総悟は私のお粥をスプーンですくい、フーフーと冷まして口に運んだ。

総悟「………うまっ」

「まじでまじで！？」

総悟が私の料理褒めてくれた！！？私を褒めたも同然だ！

総悟「いやー、タバスコ入ってる。タバスコはやっぱりうめぇな。流石タバスコ。」

「タバスコじゃなくて私褒めろよ！？私が作ったから美味しいんだからな！？」

総悟「冗談でぃ、ばーか」

総悟はケラケラ笑いながら私のお粥を少しずつ食べて、ちゃんと完食してくれた。米一粒残さずに。

総悟「あー、腹いっぱいでさぁ」

総悟はゴロンと寝っ転がって、話しかけてくる。
美味しそうに食べてくれたから私としては満足だ。

総悟「A」

「なに？」

総悟「ありがとな」

「…っ！」

総悟は凄い笑顔で言った。

「どういたしまして！」

心臓が少しドキドキしてる。