検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:15,911 hit

29話 こんな奴に ページ30

「お義父さん……お母さんは?」

陽哉「そんなのとっくのとうに死んでるよ」

「…」

涙が頬をつたった。息が止まるかと思った。
私が助けてあげたらお母さんは無事だった?私と一緒に逃げてれば……

陽哉「悲しいか?いい顔してるね。」

気持ち悪い。こんな奴にお母さんを……

「お義父さん。どうしてこんなことするの?何が目的」

今更私に会いに来るのもおかしい。私も殺す気か?
私は刀を握った。お義父さんを威嚇するように

陽哉「A。俺と一緒に春雨で戦わないか?」

「春雨って宇宙海賊じゃん。何で………?」

陽哉「俺な、今、第五師団団長ってのをやらしてもらってる」

宇宙海賊春雨。犯罪組織。真選組の敵。色々と頭の中に出てくる。何でお義父さんが………

頭が痛くなった。何も考えられない。ただ___

「お前は……もう、私のお義父さんじゃない。家族でもなんでもない。お前と春雨で戦う?ふざけんな!お母さんもお父さんも、真選組だって裏切るわけにはいかない!」

私にとって皆を裏切るのは生き地獄でしかない。
それに、こいつは生かしてたらヤバい……!私は刀を抜こうとした。殺すつもりで。だが

陽哉「……家族じゃない、ね。Aを思って春雨に誘ったのに。強いんだろ?お前。残念だね。後悔すればいい。……今回は引き下がるが、また来るからな、A」

一瞬で姿を消した。私に姿を見せた時間すら短いのに。唖然としていた。


総悟「っ………ウッ!」

「総悟!!」

私はすぐ、土方さんに連絡した。すぐに車も到着した。総悟を助けなきゃいけない!私は車の中でもずっと止血していた。そして

土方「A!事情を説明しろ!」

土方さんにそう言われた。真選組に来た時も、何でここに来たのかは近藤さんにしか伝えてなかったから。お義父さんやお母さんの事について……

この車には、私と総悟。そして土方さんと近藤さん。私はこの事について近藤さん以外に話しても大丈夫なのか分からず黙り込んだ。

土方「おい!聞いてんのか!」

近藤「トシ落ち着いて。…Aちゃん、話せないことでもあるの?」

私はまた黙り込んだが、近藤さんには伝えないといけないと思って

「……お義父さんが」

そう呟いた。近藤さんは一瞬驚いた顔して

近藤「Aちゃんごめんな。辛かったよな。後で俺の部屋でゆっくり話してもらえるか?……後、トシにも話して貰ってもいいか?トシなら分かってくれるはずだから」

「………はい」

30話 心配→←28話 過去。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 隊長
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- あ…あの…すみません…桂のあだ名 「ズラ」じゃなくて「ヅラ」ですよ… (かつらの「か」を抜いて「つ」に濁点をつけただけですから) (2019年9月2日 19時) (レス) id: a55c73a212 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ポン酢。 | 作成日時:2019年3月9日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。