22話 本題に早くはいれ。 ページ23
(今日は桂に会う日か…)
なんか緊張するな。普段なら捕まえないといけない奴と話すんだもん。そう考えながら万事屋に向かう準備をしていた。
山崎「Aちゃん、入るよ」
ザキさんが部屋に入ってきた。
「ザキさんどうしたの？」
山崎「……今日も万事屋行くの？」
ザキさんに万事屋行くことは言ってたけど、桂に会うことは言ってないんだよな…。言えないし。
「うん、ちょっとね…」
山崎「もしかして、万事屋の旦那なんか知ってたの？」
「いや、今日は私個人の話で桂の件についてでは無い。旦那も分からないって言ってたし」
山崎「………そっか」
ごめんよ、ザキさん、騙すことになって。この事はホントに言えないんだ。
「じゃあ行ってくるね」
山崎「あ、待って！……沖田隊長に言わなくて大丈夫なの？Aちゃん」
「大丈夫大丈夫」
総悟には言ってないが大丈夫だろう。多分。
第一寝てるだろうし。
私は万事屋に向かった。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ、
「旦那いますかー」
銀時「Aちゃん。入っていいよー」
「お邪魔しマース」
私は何も考えず、旦那の元へ進んだ。
桂「真選組一番隊副隊長、A殿。まさかホントに俺を呼び出すとは……」
「ホントは捕まえてやりたい所なんだけどね。
まぁ、今、もし何かしたら捕まえるつもりなんで…」
旦那が大丈夫かよと言いたげな顔してるが、そんなのは気にしない。
桂「A殿の父上は攘夷戦争に参加したらしいな」
「そうですが…」
桂「その話聞く限りA殿は攘夷志士になりそうな感じだったが、何故真選組に？」
桂にその事話す必要あるか？
「………まぁ、真選組が私を救ってくれたから？」
桂「そうか……。A殿が攘夷に参加したら、良い人材になったと思ったんだが……」
こいつ、真選組一番隊副隊長様に向かって凄いな。
普通攘夷に参加したらなんて言わねぇだろ。一応私、攘夷の敵だからな？桂の敵だからな？
銀時「……Aちゃんさ、本題に入らないなら他所で話してくれね？」
旦那……存在忘れてたわ。ごめん。
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狼 - あ…あの…すみません…桂のあだ名 「ズラ」じゃなくて「ヅラ」ですよ… (かつらの「か」を抜いて「つ」に濁点をつけただけですから) (2019年9月2日 19時) (
レス) id: a55c73a212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢。 | 作成日時：2019年3月9日 15時
