沖田さん、近づきすぎです【沖田総悟】

沖田さんは掴めない4 ページ9

(わ、わ、私が…………恋…………………////。)





考えるだけで心臓がバクバク鳴る。







今まで、男の人とほとんど関係のなかった私にとって、これは初恋になる。








(………嫌だ……よりによって沖田さんだなんて………。)








しかも、年下なのに………。









｢……でも、相手がサド………。A、あんな奴とくっつけば、何されるか分かんないアルヨ？｣









“応援はするけど、サドは認めないアル”と酢昆布をムシャムシャ食べる神楽ちゃんは、どこか不満そうにしていた。









(………沖田さんは………何だかんだ言って、結局いつも優しいんだけど………。)









沖田さんは、助けてくれたし、私の世界の幅を広げてくれた。









………それだけの理由で、好きになってもいいのかな？









｢………問題は、サドにいつ言うかアルな………。｣









｢え、言うって？｣









｢もちろん告白｣









｢ばっ………、か、神楽ちゃん！！///｣









｢何ヨ、言わなきゃ何も始まらないアル。｣









｢……もう、他人事だと思って……！｣











…ていうか、14歳に恋愛相談に乗ってもらう20歳って何。









｢ほ、ほら！でもまずは、沖田さんが最近うちの店に来ない訳を考えないと！｣









｢…それもそうアルナ。……Aは奥手アル。｣









｢……だって……。｣

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