沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さんは救世主3 ページ48

ガタッ





そんな事を考えて、ボーッと歩いていたら、肩が何かにぶつかった。





｢…あっ、すみませ…………｣









ガシッ









私の手首は、見知らぬ男性にキツく握られた。








｢おい、………お嬢さん、今当たったよな｣





(…………怖い…………………)






男の人は3人いた。着流しを着て、刀を帯刀している。





(……警察じゃない………攘夷志士……………)





｢す、す、す、すいません！！｣







｢オイオイ、逃げんじゃねーよ｣





手を振り払って逃げようとした私を、2人の男の人が阻む。






｢……んぐっ…………！！！｣






すると、口元を強く手で抑えられ、私は路地裏に連れていかれた。







(……………怖い…………どうしよう………声が出ない………)





冷たい汗が体を伝う。






｢おい、顔面蒼白だぜ？もうちっと手ェ緩めてやれよ｣





｢馬鹿、逃げたりしたらどうすんだよ｣





そして私は、1つの古い空き家に連れられた。



｢おら｣




｢きゃあっ！！！｣








突き飛ばされて、畳に手をつく。





｢…………な、な、何するの…！！！｣





｢ぷッ、アハハ、コイツどもってやがる｣






｢そりゃ無理もねーさ、ビビってんだから｣






｢カワイソーに｣

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