女子高校生とクラス5 ページ10
「やだなァ、土方さん。ここにあるじゃねェですかィ。」
沖田君がケータイを渡した。
土方君がケータイを開ける。
あれ?なんか凄い顔が引きつってるんだけど。
「…は?ちょ、何だよこれ。」
「あぁ、見つけたついでに出会い系サイトにログインしときやした。今度の土曜、駅に3時待ち合わせでさァ。テキトーな雌豚選んどきやしたから、楽しんで来てくだせェ。」
「てめっ、総悟!待てコラァァァ!!」
土方君が沖田君を鬼の形相で追いかけ始めた。
「ほらナ。言わんこっちゃないアル。」
ゲフ、と息をつきながら、パンパンのお腹をさする神楽ちゃんが言った。
「う、うん…本当にドSなんだね…。」
ド、ドSって凄い…。(色んな意味で)
すると、今度は別の男の子が…いや、ゴr…
「いや、男の子で合ってるから!ゴリラじゃないから!!」
「いや、何もまだ言ってないんすけど…。」
「総悟!トシ!喧嘩はやめろ!コイツがトシ。俺は風紀委員長でお妙さんの愛のハンタ…「何さらしとんのじゃ!死ねぇぇぇぇ!!!!」「グハッ!」
「…土方十四郎だ。で、あれが近藤さんだ。…よろしく。」
「佐々木Aです。あの…大丈夫なんですか、あの人…。」
「…あぁ。いつものことだ。」
「いつものことなんだ…。」
今度は、近藤君を思いっきり飛び蹴りしたポニーテールの女の子が、こちらに歩いて来た。
「Aちゃん、でいいかしら。志村妙よ。よろしくね。」
「よろしく。妙ちゃんね。」
妙ちゃんは、何事も無かったかのようにニコニコ笑っている。
他にも、駄眼鏡の新八君に、
「いや、駄眼鏡って何だァァァ!!」
坂田先生の事が大好きなさっちゃん、
「何!?銀さんは私のものよ!!」
眼帯の九ちゃんに長髪の桂君とエリザベス。
…どうなってんだ、このクラス。
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三日月夜丞(プロフ) - 冒頭の小説の説明から惚れました。「アンタが欲しい。力ずくでも。」ってナニソレ???????めちゃくちゃ惚れたんですが????????応援してます。頑張ってください。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: a042f81cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕鈴 | 作成日時:2020年1月23日 1時