女子高校生とクラス2 ページ7
「そうそう。坂田先生だ、坂田銀八先生。」
なんとか自力で2年Z組の担任の先生を思い出せた。
職員室で
「坂田先生いらっしゃいますか。」
と事務の先生に聞くと、ちょっと待ってねと言われた。
坂田先生…か。
坂田先生といえば…あぁ、あの銀髪天然パーマのメガネの煙草咥えた…あれ、レロレロキャンディーだっけ…。まぁ、いいや。国語のジャンプの、スリッパの……
「佐々木か?二学期から急遽うちのクラスに来るっていう…」
「っあ!はい!そうです。佐々木です。」
いつの間にか坂田先生が目の前に立っていた。
「いやー、お前も大変だな。二学期になってわざわざうちのクラスに入るとか。」
「どうしてそんなことになったんでしょう…、私。何かしましたかね。」
2年Z組まで、廊下を2人で歩く。
坂田先生のスリッパがパタパタ鳴る。
「さぁ、心当たりねぇの?」
「全くもって。」
「俺も今日聞かされたばっかりだから。ま、悪いクラスじゃねぇからさ。多分。」
「それ、さっき他の先生にも言われました。」
そうしているうちに、2年Z組の前まで来た。
「じゃあ、俺がテキトーなタイミングで呼ぶから、それから入ってこいよー。」
「はーい…。」
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三日月夜丞(プロフ) - 冒頭の小説の説明から惚れました。「アンタが欲しい。力ずくでも。」ってナニソレ???????めちゃくちゃ惚れたんですが????????応援してます。頑張ってください。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: a042f81cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕鈴 | 作成日時:2020年1月23日 1時