検索窓
今日:10 hit、昨日:7 hit、合計:89,512 hit

女子高校生と体育祭12 ページ30

「ありがとう。」


「今日はやけに素直じゃねーか。」


「思ったことを言っただけよ。」


「お前なァ…。」


“ホント調子狂うわ”と沖田君は呟くと、ベッドにゴロリと寝転がった。


「なァ、」


「ん?」


「今日、このままサボろうぜ」


突如、沖田君の口から問題発言が。


「えっ、いいの!?」


「いいだろィ、別に。もう俺ら出番終わったし。俺ァ一眠りする。」


そう言って沖田君は、ポケットからアイマスクを取り出した。


「あ、そのアイマスク見たことある!前それ付けて授業中寝てたでしょ。」


「あァ、いつものやつでィ。」





「…私も、今日はサボろうかな。」


私は、もう一度ベッドに仰向けになった。


「え、マジか」


寝かけていた沖田君が起き上がった。


「え、…ダメっすか?」


「いや、てっきり“サボるなんて、出来ないよ”的なこと言うと思ってたんで」


沖田君が裏声で声真似をしながら言う。


ちょっと腹立つんだけど。


「今日くらいいいでしょ」


「…ふーん。じゃ、おやすみ。」


窓からの光が、ちょうど気持ちよくて、私はしばらく寝てしまった。



沖田side


隣では、すーすーと規則正しい寝息を立てるアイツがいた。


仰向けのまま、目を閉じてすっかり眠ってしまっている。

女子高校生と体育祭13→←女子高校生と体育祭11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
85人がお気に入り
設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 3Z   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

三日月夜丞(プロフ) - 冒頭の小説の説明から惚れました。「アンタが欲しい。力ずくでも。」ってナニソレ???????めちゃくちゃ惚れたんですが????????応援してます。頑張ってください。 (2020年9月28日 1時) (レス) id: a042f81cca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夕鈴 | 作成日時:2020年1月23日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。