【 stpr 】久しぶりに会えば何故かすとぷりにスカウトされたんだが。 (ページ7)

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６話ホントの気持ちページ7

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私はスマホを持っているが、基本しているのは漫画アプリやパズルゲーム。
だからこそ、Twit○erやY○uTubeを見た事がない。

分かりやすくいえば、すとぷりというグループの人気がどれほどのものなのか理解していなかったのだ。

『これがTwit○er？』

「そそ、で、これが僕のアカでこれがなーくん、……」

私が機械音痴なもので、ころちゃんが珍しく詳しく隣に座って教えてくれてる。
多分本心、「めんどくせー、」とか思ってるんだろうけど。

「それにしてもさ」

『え？』

急に真剣なトーンで話し始めるころちゃん。
え、何？？昔楽しかったね、って変な態度なくしてくるの？

「僕、Aが引っ越してからずっと会いたいって毎日願ってたから、だから、余計今こうしていられること超嬉しい。

……多分、僕以外の皆も同じこと考えてると思うよ」

『…………私の事、嫌いなんじゃないの？』

＿＿＿＿なんで今そんなこと言うの。

昔から私の事嫌ってたくせに。
ひどい。私は毎日辛かったのに。

「は？嫌いなわけねーだろ！
逆に皆Aのこと好きだわ。＿＿＿＿あ」

『……！！』

私の事、＂好き＂って言ってくれた。
いつもは＂お前なんか＂ってあしらってたのに。

「……ごめん、今の忘れて」

『やだ』

「は？」

『やだ、絶対忘れない！！』

少しでも、今の裕福感に浸っていたいの。
現実を味わう前に、少しだけ。それくらい許してよ。

『私、昔から皆に嫌われてるって思ってたの！！
だからこそ、本当は会いたくなかった、この地元に帰ってきたくなかった

……今、こうして会ってるけど、みんなの事はっきりいって怖いって思う。

だって、昔より態度可笑しいんだもん。ねぇ、何がどうなってるの？？
昔みたいに私の事あしらいたいなら自由にあしらってよ！！！』

息が切れるほどに自分の思ったことをそのまま口にしてしまった。
私の目の前にいるころちゃんはぽかん、と口を開けている。

驚きすぎて口が塞がらないみたい。

「昔の話は、もうイイじゃん」

どうせ、これっぽっちなんだ。
私にとって幼馴染は嫌いな奴。変わるわけないのに。

「昔に囚われないで、今を楽しめば？
昔の話は、……まぁ、いつか本当のこと僕たちから話すし」

『……、、うん』

仕方ない。今こうしているのは事実だ。
しっかり楽しまなきゃ、そう思って私はスマホの画面と向き合った。

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