【 stpr 】久しぶりに会えば何故かすとぷりにスカウトされたんだが。 (ページ30)

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２４話すとぷり。ページ30

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「失礼しまーす」

『……！皆、』

私は今、真っ白のドレスを身にまとっている。

ころちゃんと付き合って数年。
なんと、(何故かいつの間にか)結婚することになりました。

何故いつの間にか、なんて言っているかと言うと。
私が間違って飲んでしまったお酒に酔って、その時にサインを書いた紙が婚姻届だったらしいです。

嘘だろ、何してんだよ自分。
そしてなぜサインを書かせた、ころちゃんよ。

そんな茶番はさておき、今日は結婚式です。
すとぷりだけの、結婚式。

なんと、私たちが付き合い始めたことは付き合って数日に公表し、なんとか皆に認めてもらいました。

もちろん、それに関してはアンチとかも沢山あったけど。
認めて貰えたみたいです。

わお。凄いよね。

『やほ、』

「ちょ、今動画なんだからもう少しちゃんとしてよー！」

そう言って笑うなーくん。
そう、私たちの結婚式、まさかの配信するそうです。

恥ずかしすぎて泣きたい。

『やほー！皆ー！見えてるぅぅ？？』

「そのテンションはウザイんやけどww」

ふざけて答えればジェルくんにウザイって言われた。
やれって言ったの誰だよ(誰も言ってない)

「もうそろそろ始まりますね」

「ころちゃんにA渡すの勿体ないなー！」

『莉犬君、これころちゃん聞いたらころちゃん泣くよwwww』

さすがにころちゃん「何でそんなこと言うの～！」って言いながら泣いちゃうよ。
うん、勝手に泣いとけ(酷い)

「もうそろそろ、ころんの方にも行くか」

「そうですね、」

「ころちゃんとAが結婚なんて、もりさん嬉しいなぁ」

「俺たちは失恋しちゃったんだけどね」

『でもみんな好きだよ、ありがとう』

「はいはい、行きますよ～！
Aはゆっくりしててくださいね？」

『るぅちゃんありがとー！』

そう言って騒がしい人達は去っていった。

数十分後。
結婚式が開始した。

お父さんと腕組みながら歩き、そしてころちゃんの隣に立つ。

「……似合ってる、可愛い」

『ありがと、ころちゃんも、似合ってる、カッコイイよ』

「……ッ、ありがと、」

ころちゃんのタキシード姿は、なんとも言えないほどカッコよかった。
似合いすぎてて直視できない。

そのまま宣言？的なのが続き、私たちはみんなに見守られながらキスをしたのだった。

いや、恥ず過ぎでしょ。

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