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「ところで大倶利伽羅さん。お弁当を食べた以降、水分は摂りましたか?」
大倶利伽羅さんをぐっすり眠っている一期さんの横に寝かせ、紙コップと冷えたお茶が入った水筒を取る。
すると、貞ちゃんは何かを察したようで。
「……伽羅、水分摂った?」
「……摂ってない」
大倶利伽羅さんも何かを察したらしい。
私はお茶の入った紙コップを彼らに差し出した。
「はい。熱中症ですね。お茶飲んで、塩分摂って、少し休んでください」
お茶と一緒に塩飴も渡す。
――今日は暑いから、水分、塩分摂って、熱中症に気を付けるんだよ――
今朝本丸を出るときに燭台切さんが言ってたことだ。多分二人とも忘れてたんだろう。
二人は一気にお茶を飲んで、飴を口に入れた。大倶利伽羅さんはそのまま横になった。
しばらくしたあと、二人は寝ていた。
「A殿はまるで母親のようですな」
「ああ、一期さん。起きたんですね」
一期さんはむくりと体を起こす。
「見た目的にはキツいと思うけど」
と今までの光景を黙って見ていた青江さんが言う。
青江さん、それを余計な一言と言うんですよ。
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ナツのツナ(プロフ) - ニャンコタルトさん» コメントありがとうございます!色々頑張りました!従姉妹凄かったです。逃げても隠れても追いかけてくる……恐ろしい年末でした。 (2018年1月1日 22時) (レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコタルト(プロフ) - 楽しみに待ってますよ~(≧∇≦)い、いろいろ頑張ってね...(^.^; (2017年12月30日 10時) (レス) id: 410be00c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツのツナ | 作成日時:2017年12月9日 12時