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「どうも、はじめまして。私は桐峰と言います」




「はじめまして。鈴原Aと申します」




意外にもすんなり話せた。


政府の役人さんの桐峰さんと他三人が私の向かいに座り、綾斗さんは私の隣に座った。
長谷部さん(本体付き)は綾斗さんの後ろに座っている。




「では、早速質問から。Aさんがもといた時代は、平成27年、西暦2015年。つまり190年前でよろしいですか?」




「はい」




「ありがとうございます。では、何故タイムスリップしたかわかりますか?出来れば具体的に教えてください」




「あ、ええと」




私は昨日の朝の出来事を思いだし、ゆっくりと整理する。



「はい。まず、朝、学校に行く時に、何者かに襲われました。恐らくそれが原因ではと私は考えています」



真っ直ぐに桐峰さんを見て、一言一言、確かめるように言う。桐峰さんの隣にいる黒スーツの人が素早くメモをとっているのが見えた。



「なるほど。その何者か、は刀か何か……銃でもいいです。何か武器を持っていましたか?」



「はい。刀を持っていました。少し、大きめの」



まるで高校の面接試験をしているみたいだと思った。それか、推理小説などに出てくる刑事による事情調査。



そう思うと桐峰さんが刑事に見えてきた。





「少し大きめの刀……ですか。では、最後に。貴女は霊力を持っていますか?」




「え?」



霊力?確か、綾斗さんにも最初に聞かれたけれど……



「ない、と思います。霊感なら、ありますけど」




「そこは断言出来ないのですね。まあ、しょうがないでしょう」




しょうがないものなのか。ていうか、綾斗さんに聞かれた時も思ったけど昨日来たばかりの素人に霊力がどうとか聞かないと思うのは私だけだろうか。




「さて、Aさん。何か聞きたいことはありますか?」




「あ、っと……あ、はい。あります」



私はポケットから時計の止まった携帯を出す。
昨夜、寝る前に考えてたことだ。



これが止まった原因と、私の推理。答え合わせをするかどうか。

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ナツのツナ(プロフ) - ニャンコタルトさん» コメントありがとうございます!色々頑張りました!従姉妹凄かったです。逃げても隠れても追いかけてくる……恐ろしい年末でした。 (2018年1月1日 22時) (レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコタルト(プロフ) - 楽しみに待ってますよ~(≧∇≦)い、いろいろ頑張ってね...(^.^; (2017年12月30日 10時) (レス) id: 410be00c65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツのツナ | 作成日時:2017年12月9日 12時

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