タイムスリップ少女 [弐]【刀剣乱舞】

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……で、鯰尾くんに連れられて粟田口部屋に来たのですが。



「よっしゃあ！上がりぃ！」





「おおっと！ここで厚が抜けました！残るは来派、愛染国俊とぉ！」





「本日の主役、Aさんだよ！」





鯰尾くんと乱くんの実況を聞き、愛染くんの手持ちとにらめっこする。
とっちが当たりで、どっちがハズレか……





「……こっち！」




バッと愛染くんから二枚のうちの一枚をとる。
それは……まさかのババ。




「ッしゃあ！」



愛染くんがグッとガッツポーズをする。



実は今、粟田口部屋でババ抜きをしています。部屋にいる皆で。
一番最初に抜けたのは加州さん。


それともう１つ。このババ抜きは罰ゲームがあるらしく、それは個人個人、それぞれ違う。



ちなみに私の罰ゲームはなるべく打刀さんたちを呼び捨て、もしくは「くん」付けで呼ぶこと。


なんか壁があるみたいでやだって言われた。


短刀、脇差には明日一日一緒に遊ぶことだ。



まあでも、今のままでいいって人もいた。
というか粟田口とか短刀の大半はそんな変わらないだろうけど。



で、愛染くんには確か、明日一日喋らないこと。だそうだ。
彼にとってはキツイことなのだろう。


そう言われた時の彼の顔はまさにショッキング……！的な感じだった。




「よおーし。さあ、来い！愛染くん！」




「おう！ん〜じゃあ……」







こうして私と愛染くんの戦いは長く続いた。
その間に私たちの食器を片してくれた骨喰くんや前田くん。小夜くんが戻って来た。

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