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綾斗said




「……桐峰さん、よく、耐えましたね」




隣を歩く政府役人の桐峰さんにそう言う。




「……自分も驚いてます」




「いや、本当に凄いですね」





「はあ、ほんっっとに……あ、もう大丈夫でしょうか」






「ええ。もう大丈夫だと思いますよ」




何が、と思う人もいるだろう。いや、いるだろ。絶対。



桐峰さんは少し辺りを見回してから、凄い勢いで俺に近づき、手を握った。





「最ッッッッッッッ高ですね。彼女」





「ええ、はあ」




兎に角手を離してくれというのが本音だ。俺は男に手を握られて喜ぶような趣味はない。ないからな。


彼にもないだろうけど。





「いや、もう、あの可愛いさ!罪ですね!最高です!あの寸胴な身体!ボンッキュッボンッにかけ離れていて素晴らしい!ぺったんこで無いに等しい胸!白い肌!細い足!そして16歳にしてあの低身長!最高です!パーフェクト!まさにロリコンの天使!!」





「は、ははー……良かったデスネー」





そう、お分かり頂けただろうか。彼は、桐峰さんは、ロリコンなのだ。






そして彼は彼女、Aを大層気に入ったようで。これは後に写メくれとか言いそうな勢いだ。




実は彼は俺の高校時代の先輩で。結構仲がよく、そして俺の本丸の担当もしてくれている。


まあ、縁があるっちゃあ、あるが。
たまに「桐峰先輩」と呼んでしまうのも仕方のないことだろう。





「ああ、もう、彼女は私の理想です!泣き顔も最高でした!」




「桐峰さんそれはちょっと引きますよ流石の俺でも」




彼の絶えないロリコントークに俺は顔を引き攣らせる。



彼が彼女を引き取る、と聞いた時は本当にビビった。彼女と過ごして彼の理性がぶち切れたらそれはもう牢獄行きだろう。



歴史を守る時の政府の役人さんがロリコンで犯罪とかシャレにならない。いやもうあの時はマジで止めなければと思った。






で、俺は今ものすごく帰りたいのだが。




帰れないのが現実。手を離してくれない。いつまで握っているのだこの人は。







それから俺が解放されたのは3時間後で皆は昼餉を済ましていた。

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ナツのツナ(プロフ) - ニャンコタルトさん» コメントありがとうございます!色々頑張りました!従姉妹凄かったです。逃げても隠れても追いかけてくる……恐ろしい年末でした。 (2018年1月1日 22時) (レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコタルト(プロフ) - 楽しみに待ってますよ~(≧∇≦)い、いろいろ頑張ってね...(^.^; (2017年12月30日 10時) (レス) id: 410be00c65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツのツナ | 作成日時:2017年12月9日 12時

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