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桐峰さんはお茶を飲み、そして鞄からノートパソコンを出した。




「これを見てください。これは今現在、私たちが時空を越えることができる……つまりタイムスリップできる時代です」





私はジッとパソコンの画面を見る。歴史の授業で習った時代ばかりだ。いや、そりゃそうか。



そのまま画面の下の方を見る。





「ご覧の通り、現在、私たちがタイムスリップできるのは……」





「明治時代初期、ですね」





私がそう言うと、桐峰さんは目を伏せながら「そうです」と言った。




「私たちがタイムスリップできるのは明治時代初期まで。ということは、平成時代に時空移動できるように準備をしなければならないのです」






「しかもその“準備”がこれまた時間が掛かるんだよなあ」





隣の綾斗さんは苦笑いしながら言った。




時間が掛かる……



そんなに大変なんだろうな。新しい時代にタイムスリップするのは。





「それはまあ、仕方ないですよ。私たちもなるべく早く仕事はしたいと思ってますし。こればっかりはどうしようもならないのです」





桐峰さんはそう言ってパソコンを鞄に入れた。





「あの、その準備って、どれくらい時間が掛かるのですか?」





私が聞くと、桐峰さんは一旦考え込むと「平成時代ですから、1年くらいは掛かると思います」と言った。





「1年、ですか?結構長いですね……」




「いやいや、A。これでもまだ早い方だから」






余りの長さに驚いていると、綾斗さんに「早い方だよ」と言われた。




え?早い方なの?

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ナツのツナ(プロフ) - ニャンコタルトさん» コメントありがとうございます!色々頑張りました!従姉妹凄かったです。逃げても隠れても追いかけてくる……恐ろしい年末でした。 (2018年1月1日 22時) (レス) id: ab0d102e88 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンコタルト(プロフ) - 楽しみに待ってますよ~(≧∇≦)い、いろいろ頑張ってね...(^.^; (2017年12月30日 10時) (レス) id: 410be00c65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツのツナ | 作成日時:2017年12月9日 12時

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