[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド] (ページ45)

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幼馴染４４日目ページ45

何かあったでしょ。

真剣な表情のケイトに言われて、一番最初に思い浮かんだのはイデア。確かに落ち込んでいた自覚はあるけど、別に隠していたつもりもないが言うつもりもなかった。...顔に出てたかなぁ

『あった』

「...な・ん・で、最初から言わないかな～？」

『痛い痛い痛い』

怒な笑顔のケイトに頬を引っ張られ、抵抗虚しく離してくれない

『聞かれなかったし』

「何もなかったて言ってなかった？」

『スミマセン』

「ハァ...たくもう。で？何があったの」

ベットの上でお互い正座で向かい合わせに座り直し、再び話し合いという名の尋問が始まった。

『最初はさ、ヴィル達にも今までなんで言わなかったんだ、て言われたんだけどお茶会してるうちに皆いつも通りに戻ったから、あ、これ意外と平気じゃね？て思ったんだけど…』

「…」

『やっぱり、皆が皆簡単に受け入れてくれる訳じゃないよなぁ、て』

「…

え？終わり？大事なとこは？」

『いや…夢だったらなぁて。言ったら正夢になっちゃうじゃん』

「現実逃避はいいから。早く言って」

『ｳｯｽ』

全く目の笑っていない目の前の幼馴染の圧に負け、スラスラと先程のイデアとの出来事を話していく
相槌を打って聞いていたケイトだったが、話していくにつれ唯一上がっていた口角も下がり、その視線は冷たいものに…

我が幼馴染ながらキャップが激しい。

『…ていう感じかな』

「ふぅん」

ふぅん、て。

此方とら結構悩んでるってのにそれだけかい。言わせたの貴方だからね？
もしや説明下手すぎて良く伝わらなかったとか？なら仕方ない、もう一度説明するか、と思っていると

「別にいいんじゃない？」

『…え、なんて？』

「だから、イデア君は女の子のヒメカが受け入れられない、てことでしょ？

なら、もうそのままで良くない？」

…正気かコイツ

人が悩んでる、てのに別にいいんじゃない、てどゆこと？もうそのまま放っとけてことですか

『いやいや、そういう訳にも…一応イデアは寮長だし、私副寮長だし』

「なんで？イグニハイドって寮生同士でもあんまり関わらないんじゃないの？」

いやまぁそうなんですけど。

『…それだとなんの解決にもなってなくない？』

「うーん、俺は解決しなくてもいいんじゃない？ていってるんだけど。
無理に受けていれて貰えなくても、俺らがいるじゃん」

ね？と言ったケイトはなんか変だ