[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド] (ページ38)

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幼馴染37日目ページ38

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『おい！お願いだから自分で歩いてんくんない？！』

「チョォッ！引っ張らないで！なんでまた生身で出席？この間も出たばっかだよね？ね？？
タブレットは？タブレットじゃダメな理由ってなに！？干からびる。日差しと主にカリム氏の陽キャパワーで干からびる！ヒメカはそれでもいいって言うの！？」

『うるせー！イデアが干からびる前にこっちが疲労で力尽きるわ！』

「マジで勘弁してなんで拙者が」と部屋から引っ張り出してきてから永遠とぶつくさ文句を唱え続けている。
嫌な気持ちも分からんくないが、副寮長(私)の見にもなって欲しい
いくら細身だとはいえ、背のひょろ長いイデアを引きずるのには力がいるから決して楽じゃない。大変なんだよ

『もう着くから足ついて。ほら右、左、右、左』

「急に子供みたいな扱いすんのやめてくんない!？」

実際子供みたいに駄々こねてんのはお前だろ,という言葉を飲み込み渋々歩き始めたイデアの隣を歩く
もうここまできたら戻れないと観念したらしい

まぁ今回の会議の原因は私だ。ごめん

会議が行われる部屋の扉の前でイデアの動きが止まる

「拙者やっぱり」

『開けますねー』

「アァ！？」という悲鳴にも近い声が聞こえたが無視して扉を開けた

「あら。今日は自分の足で歩いてきたのね、偉いじゃない」

「ヒィ！？」

『12歩ね』

「...結局引きずられたのね」

会議室にはすでにポムフィオーレ、ハーツラビュル、オクタヴィネル、スカラビアが揃っており後はサバナクローとディアソムニアが来ていないだけだった。今回は最後じゃなかったか

用意されたイグニハイドの席に腰を下ろしたイデアの後ろに立てば、隣にいたルークが軽く手を振ってきたので振り返す。
席を用意してあるのは寮長だけで副寮長はそれぞれ座る寮長の後ろで待機というスタイルなため、寮長同士、副寮長同士でコミュニケーションを取ることになる

そういえば副寮長も交えた寮長会議なんて初めてのことだ。副寮長のいないサバナクローは一体誰かが代わりとして出るのか、はたまた寮長のみでの出席か。
そんなことを考えているうちにまたキィ、という音を立てて誰かが入室してきた

「おいトカゲ野郎俺より先を歩くんじゃねぇ」

「ふん、そんなのどうでもいいだろう」

2人で肩を並べて入ってきたのはレオナさんとディアソムニアの2人だった。

サバナクローはレオナさんのみ出席のようだ