[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド] (ページ34)

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幼馴染33日目ページ34

『…』

「ヒメカ…？大丈夫かい、何だか眠そうだね」

『…うん』

「オーララ...今から授業だというのに今にも寝てしまいそうだ」

男になる魔法薬を飲んで数時間。一限目が終わった時点で眠気MAX
私の意思とは関係なく瞼が下がってこようとする。そんな私を横で心配するルークの喧しさでなんとか意識を保っている状態だ。

だから魔法薬なんて使いたくなかった...

『やっぱ無理そう』

「おや、どこへ行くんだい？」

『サボる』

「それならば私もお供しよu」

『来んな。ヴィルに怒られるでしょーが』

「気にしなくていいさ！」とついてこようとするルークをどうにか撒いて、やってきたのはいい感じの木陰のある中庭

本当は植物園に行きたかったがどうせレオナさんがいるからやめておいた。見つかったらパシリにされそうだし(前例あり)

面倒は極力避けたいので。
前は寝るどころか、昼飯買ってこいだの枕になれだのってめちゃくちゃ横暴されたなぁ…

そんのことを思い出しながら適当に持ってきた大きめのタオルを下に敷き、その上に寝転がる

秒で寝た

・

・

『...』

夢も見ないくらい深い眠りから、ふと目が覚めたときにはもう昼休みが始まる10分前だった

一時間だけサボろうと思ったのに...寝過ぎた。

昼寝独特の体のだるさを感じながら体を起こそうとすれば、腹の上に違和感。というか何かいる
それは白い毛の生えた生き物で

『う、うさぎ？』

か、可愛い...じゃなくて、なんでこんなところに？いつの間にここにいたの。

触ってみれば、モフッとした手触り。うさぎの閉じた目が開かれたと思えば、また閉じる。可愛いぃ

夢中になってウサギをモフっていれば、ふと隣にまだ何かいることに気がついた

...わぁ(引き)

隣には動物たちに囲まれている...いや埋もれている人が、すやすやと気持ちよさそうに寝ているではないか

鼻と口を覆うようにして彼の上で眠るリス。苦しくないんだろうか
少し心配になり、彼の顔の上からリスを持ち上げればうっすらと開かれる瞼

「...またやってしまった」

『...』

起きた