[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド]

幼馴染29日目 ページ30

通知の数を一桁にようやく減らし終わり、そろそろ下に戻ろうとスマホから顔を上げととき、下からガンッという鈍い音が聞こえた

グリムが走って何か家具でも倒したんだろうか。

取り敢えず、下に降り監督生達のいる部屋に入れば




「おや、これはこれは」


「クマノミちゃんなんでここにいるの〜？」




身長１９０cmの長身、リーチ兄弟がなぜか出迎えた。




『逆になんで君らがここにいんの？』


「別に〜気分んできただけ、ていうか元気そうじゃん」


「僕はフロイドについてきました。...やはりヒメカさんは女性だったんですね」


『もう夜遅いのに...君ら迷惑って言葉知ってる？』




2人が入ってきたであろう壊された玄関を見ながら私は言う
さっきの音はこれか。





「手厳しいですね」


『人様の家の玄関壊してる奴が何言ってんの』


「だって小エビちゃん鍵かけてんだもん」




インターホン鳴らせばいいのでは？と思ったがこのウツボ達には言っても意味ないな、と思い口を噤んだ

取り敢えず、壊された玄関を直さなくては...と思いマジカルペンを振れば、途端にドクン、と心臓が大きく波打った。
...なるほど先生達が魔法を使うな、と言っていたのはこう言うことか。と今更理解した。

少しくらいなら、とも思ったが今の私じゃ魔法を使うと危険なことがわかり構えていたマジカルペンを下ろす


それを不思議に思ったのかリーチ兄弟は「直さねえの？」と聞いてきた。



『聞いてない？私オーバーブロットしかけたんだよ』



といえば「え」と固まる2人



「先ほどから思っていたのですが、ヒメカさんから血のような匂いがするのと何か関係が？ルークさんからは無傷だと聞いたのですが」


『まぁ...見ての通り、私女でしょ？そんで生理、って知ってる？』


「書物で読んだ程度には」


「あれでしょ？人間の雌は稚魚産むために月１で来るっていうやつ」


『そう。今それだから魔力が不安定になってて魔法を同時に使おうとしたらブロット溜まっちゃってさ〜』



『あはは』と笑ってみせれば焦ったような顔している双子



「もしかして俺のせい...？」


『...』


「俺が箒に乗せてなんて言ったから？」


『...』


「なんで何も言わないわけ！？」


「おやおや」


『...まぁ偶然に偶然が重なったんだよ』


「やっぱ俺のせいじゃん！」




「ごめんね〜！」と焦るフロイド
...おもしろ




「ヒメカさんその辺にしてあげてください」


『あはは』

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