[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド] (ページ28)

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幼馴染27日目ページ28

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眠い、体が重い、頭が痛い

ボヤッとする意識の中、そういえば医務室で爆睡したなと思い出し重たい瞼を無理矢理あげる

目の前に広がる白い天井...ではなく、茶色の木の天井。

『...は』

何処ここ

体を起こすのも面倒で寝返りを打って部屋の中を見渡せば、薄暗いが所々見える年季の入った家具達。
一つだけある大きな窓からは月明かりが差し込んでくる

...夜やないかい。
まさか夜まで爆睡かましてたのか私。いったい今は何時なんだ。

スマホがないかポケットを探すも、ない。暗すぎて時計の音はするけど見えない。

仕方ない、起きるか...億劫だなぁ

ベットから這い出し、隙間から漏れる光を頼りに手探りでドアノブに触れる。

「ふなっ！？」

『うおっ』

「ヒメカ！やっと起きたのか！？」

『え...あれ、グリム？...ということはここオンボロ寮か』

「待ちくたびれたんだぞ！」

『待ち...？』

「ユウが待ってるからついて来るんだゾ！」

『おー...おけー』

私の先を歩くグリムに続いて廊下を歩く

オンボロ寮には何度かきたことあるけど、2階にきたのは初めてだ。
流石オンボロ寮というべきか...趣がある

途中時計があったので確認すると夜の7時だった。

「ユウー！ヒメカ連れてきたんだぞ！」

グリムが先に入っていった部屋からは「本当に！？」という監督生の声が聞こえてきた

「ヒメカさん！おは、おそようございます！」

『...おそよー。ごめん私お邪魔しちゃったみたいで』

「いえ！学園長から手紙を預かってるんです。えーと...あ、あった。はい！」

『ありがと』

監督生から黒い封筒を受け取り、差出人を確認すれば確かに学園長からで

・暫くの間魔法の使用は禁止
・魔法が使えない間はオンボロ寮で生活すること
・授業のある日は学園長の用意した魔法薬を飲むこと

ざっくり言えばこんな感じのことが書いてあった。

『...結局あの眠くなるの飲まなきゃダメか』

「暫くヒメカさんここに泊まるってことですよね！？」

『うん。お世話になります』

「うわぁ！やったー！あ、こっち座ってください！それとこれ掛けて！今温かい飲み物持ってきますね！」

『ここまでしなくてくれなくても大丈b...あー聞いてない感じか』

「ユウのやつめちゃくちゃ喜んでたから好きにさせとくんだぞ」

『...そっか』