[ツイステ] 俺の幼馴染 [ケイト・ダイヤモンド] (ページ25)

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幼馴染24日目ページ25

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『ケイトー』

『ケイトくーん』

『ケーくん』

『ムシュー・マジカメー』

『ダイヤモンドくーん』

かれこれ名前(？)を呼び続けて５分とちょっと
先に私の心が折れた。言い方を変えるとちょっと泣いた。

『...』

「...え、ちょちょ！ヒメカ泣いてる！？」

急に静かになったからなのか私が泣いていることに気づいた途端、慌て始めた。

だがもう遅い。生理とは容赦なく情緒を不安定にしてくるものなので、それも合間って涙が止まらない

「ごめんごめん！流石に俺が悪かったから～！」

『ｸﾞｽ...今優しくされると逆に涙出てきたわ』

「え、ちょーっ！」

大惨事だった

『ｽﾞﾋﾞｯ』

「落ち着いた？」

『うん』

少しして、ケイトの介抱もあり何とか溢れ出てくる涙が止まってきた。

必死すぎて、ケイトはいつの間にか椅子に座っていたはずがベットの上に腰をおろしているという始末。

『...ごめんねケイト』

「いいよ、... て言いたいところだけど怒ってる」

椅子に座り直したケイトの顔は真顔...というか無表情。
やっぱり怒られることは回避できそうもないらしい

先ほどとは打って変わって落ち着いた声色で話すから尚更怖く感じる

これがギャップか...なんて思っている余裕もない

「俺さ、散々無理はしないことって言ったはずだよね？それなのに自分よりでかいフロイド君を箒に乗せて飛んで、そのまま追いかけっこして、オーバーブロット寸前？？
　ただでさえ普段から魔法を使ってるのに魔法を複数同時に使うってさ、ヒメカはそれで大丈夫だと思ったの？」

『...ｲｴ』

「じゃあなんでそんなことしたわけ？それにフロイド君は男子、ヒメカは女子ってこと忘れてない？？」

『...ごめん』

「...はぁ、まぁバレっちゃったのは仕方ないし、それに関しては何も言わないけどさぁ。
　もう人を乗せて箒で飛ばないこと。ましてやここは男子校なんだから尚更。

　...わかったね？」

『肝に銘じております』

普段あまり怒ったりすることないケイトだからこそ尚更心配かけたんだな、と言うことが身に染みた。

『スミマセンデシタ』とベットの上で誠心誠意の土下座をかませば、優しく頭を撫でられ思わず頭を上げる

「お腹痛いんでしょ？もう横になったほうがいいよ～」

『...うん』

「？どうかした？」

『いや、昔は私が撫でてた側だったな～て思っただけ』

「俺も成長したってことだね！」