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学校__２階。
栞那は辺りを見回しつつ仲間を探す
またあのような怪物に出くわさぬように
静かに教室内や廊下を見回った
栞那「みんないないな…
どこに逃げたんだろ…」
薄暗い廊下を進むと
ある教室にあかりが灯してあった
栞那は警戒しつつもその教室に近づく
___生徒会『資料保管室』。
栞那「生徒会室？
…中に誰かいるのかな…？」
この学校に自分たち以外の
生存者がいるかもしれない希望が涌き出て
期待しつつもそのドアを開いた
室内はランプの灯りで
廊下より少し明るかった
棚には資料が詰め込まれており
去年の学園祭に使われた
道具も締まってあった
奥に進むとテーブルが置いてあり
そこにランプと
ピエロの服を着た猫のぬいぐるみがあった
栞那「ぬいぐるみ？」
ぬいぐるみに興味を持ち、
特に警戒心も持たずにテーブルに近づく
__すると、ぬいぐるみが口を開いた
ぬいぐるみ「やぁ、こんにちは」
栞那「喋ったっ！？」
驚きつつ一歩下がる栞那を見つつ
ぬいぐるみが彼女をなだめる
ロメット「まぁ落ち着いてよ。
僕はロメット、黒猫のピエロさ」
栞那「え、え」
ロメ「キミはどこからきたの？
ここだと見かけないね」
栞那「えっ、あ、え？」
黒猫のピエロ、ロメットは
テンポに乗れず困惑する
栞那を無視し話を続ける
ロメ「落ち着いて落ち着いて、
でもキミに怪我をさせないよ
というか綿で出来てる僕には
出来ないからさ！あはは」
栞那「あ、あ、えっと…
……本当に襲ったりしない？」
ロメ「うん、約束するよ
僕のはらわたにかけて！
なんちゃって！あはは」
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作者名：R-n2 | 作成日時：2014年11月26日 19時
