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四人揃って静かな廊下を歩く
その足音が反響していた

緑「ほん…っとうにくだらない…
  馬鹿馬鹿しいったらありゃしない…!」

栞那「まぁまぁ;;
  緑もちょっと怖がったでしょ?」

緑「怖くなかった!」

悠真「あーあ、
  折角楽しめると思ったんだけどなー」

静也「…そうですね…」

話をしながら玄関に到着し、
ドアを開けようとしたその時



ガチャッ



緑「あれ?…開かない」


ガチャガチャ


栞那「きっと完全下校が過ぎたから
  先生達が閉めちゃったんだよ!
  謝って開けてもらおう?」

緑「そう…ね」

完全下校が過ぎたからドアが閉まり
職員室に行き開けてもらおうと
四人で職員室に向かった


しかし、職員室に向かっている際に
静也が異変に気づいた

静也「あの…なんか…、臭いません?」

悠真「臭う?」

静也「腐臭っぽい…?」

悠真「なんも臭わねぇぞ?
  気のせいじゃねえのかー?」

静也「あ…そう…かも、しれません…」

悠真は気のせいと決めつけ
そのまま職員室にたどり着いた

だが確かに職員室から
何やら腐臭が漂う

緑「生ゴミの捨て忘れ…かしら?」

栞那「臭いけど…今はそれどころじゃないね
  早く帰らないと塾遅れるでしょ?」

緑「本当よ、まったく…」

キッと緑が悠真を睨む
しかし悠真は怖がることはなかった

悠真「もう帰れるからいいじゃねーかよ!
  早く開けてもらおうぜー」

ケラケラと笑う悠真を横目に
緑はため息をついた

そして職員室のドアをノックする

緑「二年生の緑です。失礼します。
  すみません
  完全下校過ぎてしまい…
 
  玄関のドアを開けてくれません……か?」

悠真「うっ…くっせぇ…」

謝りつつ四人で職員室に入る

職員室は腐臭で包まれていた
何やらなま物が
そこにあるような臭いだった
何度も嗅ぐと吐き気を催すような腐臭

それなのに関わらず先生どころか
人の姿も見かけない

しかし、職員室の奥の方で
『何か』が動いている

物陰に隠れて姿形は理解出来ていないが
『何か』がいるのは確かだった

栞那「先生……?


  ……ひっ…!」

気になって奥の『何か』に話しかける


しかし、それはもはや人ではなかった









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作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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作者名:R-n2 | 作成日時:2014年11月26日 19時

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