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栞那「よかった…ここにいたんだね
心配してたんだよ?」
静也「す、すみません…アレに会ってから…つい」
静也は職員室から真っ先に二階に上がり
この裁縫室にずっと隠れていたらしい
見つかったらどうしよう…
という恐怖を持ちながら
栞那に見つかるまでここにいたらしい。
栞那「ううん、私もびっくりして
逃げちゃったもん。しょうがないよ」
静也「そ…そうですよね。…あの、他の皆は?」
栞那「私は会ってないな…静也君は?」
静也「僕はずっとここにいたもんで…
すみません…役立たずで…」
栞那「あ!ううん!大丈夫!
気にしなくて大丈夫だよ!」
ぺこぺこと頭を下げる静也をなだめつつ
栞那は一つの提案を思いついた
栞那「そうだ!一緒に探しに行こう!
二人で探せば早いと思うし…!」
落ち込んでいた静也に話しかける
が、静也は不安の目で栞那を見つめた
静也「そんな事…言っても…
またアレに出会ったらどうするんですか
僕、きっと腰抜かしますよ…」
栞那「そうしたら私がおぶってあげるよ!
そして上手く逃げればいいはず!」
静也「は、はずって…
それに僕…女の子に背負われるのは…
恥ずかしいというか…面目ないというか…」
ゴニョゴニョと文句を言う静也を見て
苦笑する栞那
栞那「それに、ここが絶対安全って
わけじゃないよ?
もしかしたら入ってくるかもしれないし
そうなったら逃げ道が塞がれるから…
だから、一緒に探しに行こう?」
しゃがんでいる静也と同じ目線になるように
栞那自信もしゃがみこみニコリと笑った
不安そうだった静也も
うつむきながらだが決意をした
静也「わ…わかりました。…行きます」
栞那「よし!じゃあ早速行こう!
二人でね!」
静也「…はい」
静也が仲間に加わりました
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作者名:R-n2 | 作成日時:2014年11月26日 19時