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学校内__二階 家庭科室前…
栞那「うーん…教室は何故か開かなかったし
調べられるのは生徒会室と…
多分、ここだけ…かな?」
教室には内側から鍵がかけており
廊下側にいる栞那では開けることができず
最終的に家庭科室にたどり着いた。
カチャッ
栞那「鍵は…かかってない。
…慎重に行かないと…」
使者に再び会えば逃げないといけない。
その事を考えつつ家庭科室のドアを開いた
__家庭科室 調理室
運が良いことに
ここには使者が居なかった。
栞那はホッと胸を下ろし、探索を始めた
家庭科室には
調理をするコンロや台所、
裁縫をするミシンが並べてある
二つの教室となっている。
調理室を調べ終わり、裁縫室へと進む。
__家庭科室 裁縫室
栞那「何もないなぁ…」
何か役に立てそうな物はないかと探す。
しかし、お目当ての物は見つからなかった
栞那「結構二階には何もなかったか…
さて、次行こっかな…」
ガサリ。
栞那「っ…! な、…なに?」
次の会に進もうとしたとき
奥にあった大きな布がガサリと動いた
それは一瞬であったが、
確かに栞那は動く瞬間を見逃さなかった
もしや、使者だろうか?
恐怖と疑問を増やしながらも
栞那はその布に近寄り
勢いよく布を取り上げた
そこには
栞那「…!…静也君!」
静也「ひぃっ!…、あ、…黒崎…さん…」
布に隠れていた静也がしゃがんでいた
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作者名:R-n2 | 作成日時:2014年11月26日 19時