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あの写真を見た日から、
自然と親子や夫婦が目につくようになった。
お腹の大きな妻の荷物を夫が持ち、幸せそうに手を繋ぎ歩く夫婦‥
父親に肩車をされて喜ぶ子供と、それを見ながら微笑む母親‥
幼い孫と手を繋ぎ寄り添いながら歩く老夫婦‥
あぁ‥
そうだ‥
この先どんなに一緒に居ようと
どんなに愛し合おうと
俺たちはどの形にもなれないんだ‥
ふと子供を抱いて幸せそうに笑う藤ヶ谷の姿が頭をよぎる。
きっと太輔は良い夫になり良い父親になるはずだ。
このまま俺なんかと付き合っていて良いのか?
そして俺は?
太輔とこのまま付き合っていて良いのだろうか‥
そんな事ばかり考える日々が続いていた。
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いろ果(プロフ) - もえさん» もえさん、初めまして♪コメントありがとうございます!ドキドキして読んで頂けた様でとても嬉しいです(o^^o)続きでは無いのですが、近々藤ヶ谷さんsideも書いていきたいなぁと思っていたので、その際もお付き合い頂ければ幸いです☆彡 (2017年1月23日 7時) (レス) id: 8fe91de33d (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - はじめまして!こんばんは!完結おめでとうございます。すごくドキドキしながら読んでました!最後はお二人の気持ちが通じてよかったです(^-^)よかったらこのお話の続き書いて下さい!これからも頑張って下さい♪ (2017年1月21日 23時) (レス) id: 3266ef2099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いろ果 | 作成日時:2016年9月17日 21時