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続き ページ2

銃兎side

いや待て、物足りないとか思ってる時点で既に俺は左馬刻に毒されているのではないか?

多分、奴は物足りなくて俺から寄ってくるのを待ってる。だからあっさり引いたんだ。

「どーしますかねぇ……」

眠いのも事実。だが優しいだけのキスで満足できるほど俺はもうピュアじゃない。
どっかの誰かのせいでな、

しかし、左馬刻の思惑通りってのも腹が立つ。

かくなる上は……


立ち上がった彼は左馬刻に抱きついた




左馬刻side


まー、たまには引いて縋らせるってのも悪くねぇだろ、

触れるだけの優しいキス。口を離した時の銃兎の驚き様は笑いもんだったな……

銃兎が来る(確信はないが)のを待ちながら1人、ビールを飲み干す

寝室のドアが開く音がした。

来るぞあいつ……

逸る心を抑え銃兎からの声を待つ

なんてオネダリしてくれんのかね〜

ギュッ……

ん?

「おわッ!ビックリしたじゃねぇか!」

「私がオネダリしてあげるほど従順に見えました?」

ん、読まれてたな

「たまにゃいいだろ?」

「嫌です、今日はもう寝るので。ですが寝る前に左馬刻へイタズラをと思いまして」

何言ってんだよ

「中途半端に煽ってあげます」

微笑む銃兎。いやなんだよ煽るって……

「左馬刻」

顎を引かれキスされる。されるがままにしていると舌が入ってきた。

「ん、んぅ……」

いやらしい声を(わざと)出しながらの深いキス
煽るってこういう事かよ……!

「おい、銃兎ッ……」

「なんです?今日は私、絶対寝ますので」

なんて続けながらも楽しそうにキスだのなんだのを続けてくる銃兎。多分、襲われそうになったら逃げるためだろう。
常に後ろからの煽りが多い。

くっそ……

ふと、銃兎の動きが止まる。そしてニヤけると

「ここで終わりましょうか?どうです?ムラムラしたでしょ」

無駄に意地の悪いイタズラだ。今すぐ押し倒してぇ……

「じゃ、おやすみなさい」

「え、終わりかよ!」

「はい♡中途半端に煽るって言ったじゃないですか?」

わざわざ明日1日フリーにしたのに……

「ただ……」

ニヤリとした顔がふとほころぶそして、耳元に口を寄せると

「晩ご飯は美味しかったです。明日の夜、お返しさせてください」

と呟いた。


あぁ、ダメだ。俺様は犬じゃねぇ

「待てなんか出来るかよ」

手の動きを察知した銃兎が逃げようとするがもう遅い。

「今日の夜にお返ししてくれよ?」

なんて欲張りな俺様は呟いちまうんだ。

帝幻「確信犯だろォォォォォオ」→←左銃 「圧倒的新妻感☆」


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作者名:ぱらぱらそる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2020年5月10日 20時

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